大学生、初めての一人暮らし!初期費用、家賃、仕送りまで気になることまとめ
大学生になったらついに、念願の一人暮らし!!
と、胸を躍らせている新大学生は多いのではないでしょうか。
その一方で
一人暮らしの初期費用っていくらかかるの?
生活費ってどのくらい必要?
とお金面の疑問を抱えているのではないでしょうか。
・一人暮らしはいくらあればできるの?
春から初めて一人暮らしをする大学生に向けて、初期費用や生活費にかかる費用を解説します。
目次
一人暮らしに必要な初期費用って?
一人暮らしを始めるにあたって必要になるのが”初期費用”です。
結論から伝えると、初期費用の目安は50万です。
お任せください。
引っ越し用語も解説しますので、何にどのくらい必要なのか把握していきましょう。
・家具、家電代
・引っ越し代
初期費用①物件の契約費用
部屋を借りるためには、敷金、礼金、家賃、鍵交換費用、仲介手数料、保険料、保証会社利用料などの費用がかかります。
一般的に、最初にかかる物件の契約費用は家賃の4~5ヵ月分が相場。
家賃の5倍、と覚えておくと良いでしょう。
もっと細かく知りたい!
そんな方のために、大学生が一人暮らしを始める際の費用目安をまとめました。
家賃
敷金/保証金
礼金
仲介手数料
カギ交換費用
保険料
月額家賃
月にかかる家賃のこと。
大体の目安が6〜7万。
オートロックなどセキュリティの高い物件や、駅近など好条件とされる物件は相場よりも若干高くなります。
敷金/保証金
アパートを借りる際、待機する際に修繕費用としてあらかじめオーナーに預けておくお金のこと。
退去時に、修繕が必要な箇所がある場合、保証金から修繕費用を賄うことになります。
修繕が必要なければ返還されます。
相場は10~15万。家賃2ヵ月分と定めているマンションも。
物件によって異なるので要確認です。
礼金
入居の際、オーナーに支払う車齢的な費用です。
敷金とは違い、退去時の返還対象にはなりません。
仲介手数料
仲介業者を通して入居する際に発生します。
オーナーと直接契約する場合、仲介手数料を支払う必要はありません。
カギ交換費用
契約する際にカギが新しいものに交換されます。
前の住人が合鍵を作っていた場合、不法に部屋へ侵入される可能性があります。
カギ交換なんてもったいない。
なんて思わず、必ず交換して自分の身を守りましょう。
保険料
契約の際、火災保険へ加入しましょう。
ほとんどの場合は不動産会社やオーナーの指定する会社の保険に加入します。
また、火災保険への加入が入居の条件となっていることがほとんどです。
また、近年地震が多くなってきているため地震保険にも加入することをお勧めします。
初期費用②家具・家電
一人暮らしに必要な家具、家電。
費用としては10~15万を目安にしましょう。
今持っている家具を持っていけば節約になりますね!
洗濯機 1~3万円
電子レンジ 1万円
炊飯器 5000~1万円
ベッド・寝具 1~3万円
カーテン 5000円
照明 5000~1万円
テーブル 5000円
テレビ2~3万円
エアコン 4~6万円
引っ越しシーズン(2~4月)になると、家電量販店で”新生活応援セット”が売られています。
節約のために活用するのもアリですね。
初期費用③引っ越し代
実家や友達の車で引っ越す場合はガソリン代程度。
業者に頼む場合3~10万が目安です。
ただし距離や時期によって金額が変わります。
新しく家具や家電を用意する場合は、新居に届くよう配達依頼をするのがおすすめです!
初期費用をなるべく抑える方法
初期費用の目安は50万です!
と言われても、ポンっと出せる額ではないですよね。
また、一人暮らしを始めた後も出費は続きます。
そこで、できるだけ初期費用を抑える方法をお伝えします。
敷金、礼金なしの物件を選ぶ
地域や物件によっては敷金、礼金が0に設定されています。
敷金礼金0の物件を選べば、初期費用が予定の半額、もしくは半額以下で済む事になります。
すると家具・家電代や、引っ越し後の生活費に当てることができますね。
初期費用を抑えるためにも敷金礼金ゼロの物件を探してみましょう。
・家具家電に費用をまわせる
・引っ越し後の生活費にまわせる
・お金の用意が難しい際に節約
・退去時にかかる費用が高くなる可能性
・物件の条件が悪い可能性
いかがでしたか?
メリットとデメリットを理解した上で敷金礼金を節約するのかどうか決めましょう。
フリーレントを選ぶ
フリーレントとは一定期間家賃が無料の契約形態のことです。
・無料期間が終わると通常通りの家賃が発生
・期間は半月〜3ヶ月、一番多いのは1ヶ月
怪しいんじゃないの?
と思うかもしれませんが、もちろんオーナーにとってのメリットが存在します。
それは、早く空き部屋を埋めることです。
と思うかもしれませんが、家賃を安くしてしまうと物件の資産価値が下がったり、他の住居者と不公平になってしまうためこの制度を取り入れているようです。
フリーレントを選ぶデメリットとしては、短期解約違約金があることです。
無料期間だけ借りて引っ越されてしまうと、オーナーは損をしてしまいます。
大学生であればすぐに引っ越すことはほぼないと思うので、フリーレントのデメリットは無視しても良さそうですね。
初期費用を抑えるためにもフリーレントを利用してみてはいかがでしょうか。
一人暮らしの家賃ってどのくらい?地域ごとの家賃相場一覧
立地条件によって金額が大きく変動する家賃。
「このくらいです!」と答えを出すのはなかなか難しいものです。
ただ、不動産情報サイトによると地域ごとの傾向がわかります。
地域ごと、ワンルームの場合の相場
地域 | ワンルーム家賃相場 |
北海道 | 3万5000円~4万円 |
東北 | 2万円~5万4000円 |
東京 | 6万6000円~8万2000円 |
関東 | 3万4000円〜6万5000円 |
東海 | 3万2000円〜6万 |
甲信越・北陸 | 3万~5万8000円 |
関西 | 3万7000円〜5万6000円 |
中国 | 3万6000円〜5万4000円 |
四国 | 2万5000円~5万 |
九州・沖縄 | 2万2000円~5万3000円 |
立地条件によって相場より下回ったり上回ったりしますので、あくまで目安として覚えておくのがおすすめです。
日本学生支援機構の調査結果では、一人暮らしの平均家賃は4万円(光熱費含む)となっています。
一人暮らしの大学生、月の費用は?
念願の一人暮らし。
引っ越し後は毎月どのくらいお金がかかるのでしょうか?
一人暮らしの大学生にかかる金額を全て出してみました。
・家賃
・光熱費
・通信費
・食費
・交際費、娯楽
・嗜好品
・日用品
・医療費
・交通費
・書籍購入
学費
親御さんが支払ってくれる場合、支払っている感覚が薄れがちな学費。
ですが、大学生のほとんどの出費は学費です。
中には在学中にアルバイトをしながら学費を払う学生さんがいたり、奨学金制度を利用して社会に出てから学費を返還する学生さんがいます。
奨学金を管理したり、自分で支払う学生さんのためにもどのくらい学費がかかるのかをお伝えします。
国公立大学
国公立大学では、学費の標準額が文部科学省によって定められています。
(入学金282,000円+授業料535,800円)
年間約240~260万
公立大学
地元地域から進学する場合と、それ以外の場合で入学金にさを設けている大学が多いです。
(入学金23万+授業料54万円)
地域外の場合、初年度 約90~100万円
(入学金39万+授業料54万円)
年間240~260万円
私立大学
私立大学は国公立に比べると高額です。
(入学金23万+139万)
もちろん大学、学部ごとに学費は異なるのであくまで目安にしてください。
医学部系、歯学部系は除く
光熱費
毎月の出費、光熱費。電気、ガス、水道代について一人暮らしの大学生を対象にした調査が行われることは少ないため、正確な金額を出すことは難しいです。
実際に一人暮らしをしている大学生はどのくらい光熱費に使っているのでしょうか?
光熱費内訳 | 料金相場(1ヶ月) |
電気代 | 1,500~5,000円 |
ガス代 | 1,000〜4,000円 |
水道代 | 1,000〜3,000円 |
大学生の一人暮らしの光熱費は約5,000~1万円に収まることが多いようです。
毎日湯船に浸かる、クーラーや暖房の使用頻度などの生活スタイルによって金額に差が出るようです。
通信費
通信費は、スマホやタブレットにかかる費用のこと。
スマホのみであれば5,000〜1万円以内に収まる学生が多いです。
また家にwifi環境を置いたり、ポケットwifiを使うとなると+5,000~7,000円かかります。
格安simが増えて来たので、格安simを利用すると通信費を節約することができます。
食費
大学生の一人暮らしの食費は月に2万5,000円〜3万円で収まることが多いです。
ただし、甘いものやお菓子が好き、ちょっといいものを買っちゃお〜!と買い物をしているとどんどんかさんで月5万の食費に…なんてことも。
毎月食費のどのくらいかけるのかを決めて、1日あたりの食費を出したり、買い物の日を決めてやりくりすると食費を節約することができます。
交際費、娯楽
交際費とは友達と食事に行ったり、お出かけしたりするときの費用です。
一般的な大学生だと1ヶ月1万〜1万5,000円ほどかかります。
私が大学生の時は、ほとんど毎日友達と外食、平日ほぼ毎日お酒を飲みに行く、学校が休みの日は日帰り旅行や弾丸旅行。
こんな風に遊んでいるとあっという間にお金が溶けてしまいます。
(月8万は交際費に使っていました。)
私のように自己管理の甘い方は注意しましょう。
嗜好品
コーヒー、タバコ、お酒、お菓子、清涼飲料などが含まれています。
こちらは個人差が出ます。
一切嗜好品にお金をかけない学生は0円に近い状態にすることも可能です。
嗜好品にお金をかける人は、5,000~1万円ほどが一般的と言えるでしょう。
日用品、医療費
日頃使う掃除用品、トイレットペーパーなどの消耗品の費用や風邪を引いた時や最近流行ったコロナのような感染病の治療費・検査費などのことです。
日用品、医療費は毎月必ずかかるものではありませんが、急遽必要になる場合もあるため1万円ほど用意をしておくと対応できます。
交通費
大学やバイトと家の距離によって異なります。
交通機関を利用する場合は、学生割引を利用すると格安で定期券が手に入るので利用しましょう。
書籍購入
新年度や、前期後期などのシーズンの切り替え時にテキストを購入する必要があります。
教授によって使う教科書が異なり、金額にも差が出ます。
理系の教科書は割高なものが多いです。教科書購入の時期までに、1~3万用意しましょう。
一人暮らしするなら節約術!
何かと出費の多い一人暮らし。
少しでも節約して出費を抑えるのが一人暮らしのコツです。
オススメの一人暮らし節約術を紹介します。
自炊する
外食にすると食費が高くつきます。
1食500~1500円×3食で1,500~4,500円
これを30日となると4万5,000円〜13万5,000円
という計算になります。
一方自炊にすると、作り置きや冷凍など工夫することにより1万~2万に抑えることが可能です。
・お肉、野菜は冷凍して長持ちする工夫を
・ご飯はまとめて炊いて余ったものを冷凍
・買いすぎ注意(余らせて腐らせてしまうので)
・保存がきく食材を選ぶ
・足の速い食材から食べる
通信費を節約!
先ほどもチラッと紹介したのですが、スマホなどの通信費は格安simを利用すると節約が可能です。
LIMEMO、Y!mobileは990円(3G)〜、Rakuten Mobileは0円(1G)から利用可能です。
利用できる月間容量は少なめですが、大学や家、出先でwifi環境が整っている場合は格安simでも十分生活できます。
娯楽、交際費を抑える
無限に使えてしまう、娯楽・交際費。
友達との遊び、一人での趣味に当てる金額を月いくらまで、と決めてみましょう。
決めた範囲内でやりくりすれば「気づいたらお金がない!」なんてことにはなりません。
一人暮らしをきっかけに、計画的にお金のやりくりをする練習をしていきましょう。
都市ガスを利用する
光熱費を節約したい!
と思っても、節水、エアコンをこまめに消しすぎないなどやれることに限りはあります。
そこで紹介したいのが都市ガス!
プロパンガスより都市ガスを利用することで、大幅にカットできます。
・ガスボンベを置くためのスペースがいらない
・メーターを24時間監視されているため安全性が高い
デメリットとしては5~10万の工事費がかかることです。
すでに都市ガスを設置している家を選ぶと工事費がかからずに住めますね。
まかない付きバイトを選ぶ
一人暮らしの味方、まかない。
賄い(まかない)付きのバイトを選べば食費が浮きます。
ただし飲食店バイト全てに賄いが付いているとは限りません。
バイト求人を見る際に賄い付きを選んだり、面接時に確認をしましょう。
・0円、食べていい食材制限付き
・0円、キッチンが作ってくれる
・1食200円など均一で引かれる
・半額、30%引きなどの割引
エアコン、お湯の温度を一定に
温度を上げたり下げたりしすぎると、ガス代電気代が高く付いてしまいます。
エアコンやお湯の温度は上げたり下げたりしすぎず、一定に設定して置くことをオススメします。
使わない家電のコンセントを抜く
コンセントを挿したままだと、電気代がかかってしまいます。
使わない家電のコンセントは抜きましょう。
・電子レンジ、トースター
・PC
・掃除機
すぐ使うからいいや、と面倒臭がらずに逐一抜いて節約してみましょう。
スイッチ付き延長コードを使うと、わざわざ抜き差しせずに済むので楽です。
洗濯はまとめて
洗濯はある程度まとめて行いましょう。
こまめに洗濯しすぎると、水道・電気代が上がってしまいます。
また、洋服の繊維がボロボロになりやすくなってしまいます。
ある程度まとめて洗濯することをオススメします。
日用品は詰め替え用を使う
食器用洗剤、洗濯用洗剤などを再度購入する際は、詰め替え用を購入しましょう。
1回目にボトルで買って置くとその後は詰め替え用を入れるだけでOK。
めんどくさがってボトルで毎度購入すると、チリ積もで意外と出費が嵩んでしまいます。
買い物の上限額を決める
服、食費、趣味。
上限を決めることで節約につながります。
何も決めていないで好きなものをホイホイ買っていると、気づけば出費がすごいことに…(自炊なのにも関わらず、私は食費に3万ほど使っていた時期がありました…)
人はあればあるだけ使ってしまう生き物です。
今日はいくらまで。1週間でいくらまで。と制限をつけて見ましょう。
お茶を作る
お茶パックを購入してお茶を作っておきましょう。
無駄にジュースやお茶などの飲み物を購入して高くつくのを防げます。
レシートの整理、家計簿をつける
今日は、いくら使ったのか?
今週はいくら使えるのか?
1ヶ月で何にどのくらい使ったのか?
を把握するためにレシートを取っておいて家計簿をつけましょう。
・収支が明確になる
・お金の流れがわかるようになる
・支出の見直しができるようになる
・使いすぎ防止につながる
・計画的に貯金ができるようになる
【番外編】実家と一人暮らし、費用比べてみた
仕送りなしでも一人暮らしできるの?
みんな、どのくらいの仕送りをもらっているの?
といった疑問を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
仕送りは5~10万
全国大学生協同組合が2019年10-11月に全国の大学生を対象に「第55回学生生活実態調査」を行いました。
結果を見ると仕送り0円が7.1%、仕送り5万円未満が16.3%、仕送り5~10万円が33.4%、10万円以上が27.9%でした。
一番多くを占めていたのが5~10万円なんですね。
一方、一人暮らしにかかる1ヶ月の出費は平均12万9090円。
仕送りだけではやりくりできない場合、バイトなどで賄っているようです。
仕送りがない場合は…?
仕送りなんてしないから!
と親御さんに言われてしまう学生さんもいるのではないでしょうか。
それでも一人暮らしがしてみたい!
と思う方のために対処法をまとめました。
・スキルを身につけて売上げる
・奨学金を利用する
バイト戦士になる
大学生の中には、学費も生活費も全てを自分のバイト代で賄っている人がいます。
時給の高いバイトを選んだり、長時間バイトに勤しんだり。
並大抵のしんどさではありませんが、やりたいことのため。
バイト戦士になって一人暮らしに挑戦してみてもいいかもしれません。
・コールセンター、テレアポ
・塾講師、家庭教師
・リゾートバイト
・警備員
・ドライバー、運送業、引っ越し
・パチンコ
・夜勤バイト
スキルを身につけて売上げる
近年、自分のスキルを磨いて売上を上げる個人事業主も増えてきました。
もちろん、大学生でもできます。
ただ、時給が発生しないので最初から稼げるわけでありません。
しかし長期で見ると社会人として働きながら副業、なんてスタイルもあるので時間のある学生のうちからチャレンジしてみてもいいかもしれません。
・ポイントサイト
・覆面調査
・クラウドワークス(動画編集、デザイン、プログラミング)
・ライブチャット
・youtube書き起こし
・アフィリエイト
・せどり
・youtube
奨学金を利用する
奨学金を利用すると、毎月お金を借りることができます。
成績優秀者は利子なしで借りれることもあります。
社会人になってから返還する義務がありますが、1度きりの大学生活のために借りて見るのもいいかもしれません。
快適な一人暮らしライフを!
いかがでしたか?
初期費用から、月の費用まで細かく解説していきました。
春から一人暮らしにチャレンジする大学生のお役に立てたら幸いです。
大学生活、楽しんでください!!