「もう、何もかもしんどい…」毎日が辛い原因と7つの対処法とは?

「もう、何もかもが辛いし正直考えるのすらめんどくさい…」

そうあなたは悩んでいませんか?

コロナの影響で人間関係は今までとは全く違うものとなり、その分ストレスを抱える人がより一層多くなりましたが、誰1人として同じ悩みを抱いている人はいないでしょう。

あなたには“あなただけ“の悩みがきっとあるはずです。

ということで本記事ではそんな風に毎日が辛くなる原因と対処法を解説していきます。

 

1|毎日が辛いと感じる原因って?

暗い廊下で独り体育座りをして下を向く女性

あなたが毎日「辛い」と感じている裏には、実はいくつかの原因が存在するんです。

① 完璧主義な性格

あなたが今、辛いと思っているのは「完璧主義の性格」からくるものかもしれません。

きっと、あなたに向上心や責任感があるからこそ、何事も完璧にこなそうとされるのかもしれませんが、その性格はあなたを辛い気持ちにもさせる“諸刃の剣“です。

完璧主義な人は、たとえ100%を出しても結局それ以上の120%の結果を出そう努力し続けるため、気を休める時間さえありません。

まるで終わりのないマラソンを走っているようなものです。

いくら努力しても自分が求める理想には届かず、自分のやってきた努力も認めることができず陥り精神が疲れきってしまうんです。

② 常に他人と比較する癖がある

上記で説明した完璧主義な性格にも似ている内容ですが、常に他人と比較する癖があるとどうしても精神的にまいってしまうもの。

「あの人に勝りたい」という気持ちを持って努力し続け、たとえその人に勝った結果を出しても、また違う“目標とする誰か“を見つけてしまうかと思います。

競争は自分の力を最大限発揮させるために大事なものではあるかもしれません。

ですがあなたの軸が「成長する自分」から「誰かに勝る自分」になった時、判断基準が“負ける“か“勝つ“の2択になります。

その白と黒の中にある無限のグレーの領域を見ようとしなくなり、自身の成長をいつまでも実感できず精神がまいってしまいます。

③ 積極的な休養が取れていない

あなたは日頃から休養を取れていますか?

会社、家庭、学校の中で生活すると、どうしても目の前の事ばかりに目が行って、心身の休息の時間が取れないことがあります。

確かに、そんな自由な時間がない方も中にはいらっしゃるはず。

ですが騙し騙し生活したところで、徐々にあなたの身体には疲労が溜まっていくもの。

そういった、あなた自身も気づいていない身体からのSOSが、毎日を辛いと感じさせているのかもしれません。

④ 過去のトラウマが存在する

想像してみてください。

あなたの頭の片隅にも「辛く忘れられない経験」がきっとあるはずです。

上司に理不尽に怒られ落ち込んだ経験、家庭内で意見が食い違い言い争った経験、またそれは失恋の経験かもしれません。

いずれにせよ、そういった経験はまるでフラッシュバックかのように、ふとした瞬間にあなたを辛い気持ちにさせているのでしょう。

⑤ あなたの人間関係によるもの

「人間の悩みは全て人間関係の悩みである」

100万部も売れている自己啓発本「嫌われる勇気」の中で、アドラーの教えとして紹介されていた内容ですが、あなたの悩みの全ては人間関係からくるものなんです。

年齢、コミュニティ関係なく、どんな場所に所属していてもあなたの周りに必ず、あなた以外の人間がいるはずです。

また、その人間があなたにとってストレスのかかる存在なら、どんなに辛い気持ちから解放されようと思っても、あなたの前に現れ続けるのであれば辛い気持ちから逃れることは半永久的にできません。

⑥ 何事もうまくいっていない

あなたが「毎日辛い」と感じる時には、ある共通点があると考えられます。

その共通点というのが「成長している実感がないとき」です。

どんなに毎日仕事に追われていても、それを辛いと感じる人もいますし、充実していると捉える人もいます。

その違いは何か?

「毎日辛い中でも自分自身が成長している」という実感があるか「自分の成長している所に目を向けること」ができるかの違いです。

“成功“と“失敗”のように、物事を0か100で考え自分の良い所に目を向けようとしない人は、いつまでも前に進まず足踏みしているような感覚になるでしょう。

その結果、何事も上手くいっていないと錯覚して、毎日が辛いと感じてしまうんです。

⑦ 漠然とした不安を抱えている

この「漠然とした不安を抱えている」という原因は、主に20代などの比較的年齢の若い方が抱える傾向があります。

たとえば、学生の方であれば進路や就職先など、将来への漠然とした不安を抱える方も少なくないです。

「本当にこの道に進んで正解なのか?」

「より良い進路が他にあるのではないか?」

こういった、今すぐに解決できるようなものではない不安は、まるで足枷のように少しづつあなたの心身をしんどくさせ、毎日生きるのも辛くなってしまいます…。

2|毎日が辛いと感じたときの対処法7選

青色の背景にチョークで描かれた白いハトとそれを支える人の手

「毎日辛い」と思いながら生きることは本当に辛いことですが、その気持ちを緩和させる方法はいくつか存在します。

きっとあなたの今後の支えになる対処法が1つはあるはずです。

① 完璧主義な性格をやめる

まず初めに挙げられる対処法が「完璧主義な性格をやめる」というもの。

先ほどもお話させて頂いたように、あなたが今「毎日が辛い…」と感じている理由はその完璧主義の性格によって、常に100%を目指し続けているからかもしれません。

もちろん、100点を出そうとし続ける姿勢は大事ですが、それ以上に60点,70点,80点…と平均値を上げることのほうが重要です。

完璧を追い求めすぎた故に心身に負荷がかかりすぎて、結果的に何日も寝込んだり、鬱などになってしまったらそれこそ本末転倒ではないでしょうか?

また、よく勘違いされるのですが完璧主義をやめるというのは、肩の力を抜くということであって手を抜くということではないです。

80%のパフォーマンスに文句を言う人なんてそうはいませんし、まずはあなた自身が“80%である自分“を認めてあげて下さい。

② コントロール内のことに集中する

ここで言うコントロール内のこととは、つまり「自分の行動次第で結果に影響を与えることができる範囲」のことを指します。

例えば、恋愛で言うなら洋服を買ったり髪型を変えてより魅力的に見える人になろうとすることはコントロール内です。

ですが、好きな人に告白をして付き合うことに至っては、相手の異性のタイプ、相手の性格や当日のテンション感などによって結果は変わってくるので、あなたにとってコントロール外のことなんです。

極論、コントロールできないことに落ち込んだり感情を出すことは時間の無駄です。

あなたがコントロールできない範囲のことに依存するのは、謂わば野生のライオンを飼い慣らそうとするようなもの。

あなたにできることはライオンを叱ることでも、しつけすることでもなく、そのライオンをまず檻に入れることです。

あなたが今、この瞬間できることだけに時間をかけましょう。

③ 積極的な休養をとる

毎日が辛く、しんどいと感じているのであれば、それは積極的に休養の時間を取れていない可能性があります。

何かに毎日追われていたりすると、この休養をとることの優先順位が下がり、休まないまま毎日走り続けるなんてこともあるかと思います。

ですが、そんな時にこそ丸1日旅行に行ってみたりする時間を取るべきです。

もし1日取るのが難しいようであれば、1日30分を数回に分けるなどでも構わないので、1日の中でYouYubeを見たり、軽い運動をしたりして心身を休める時間を取り入れてみてください。

人の集中力なんて、もって90分です。

何時間も、何日も走り続けるように本来僕らはできてないんです。

「根性」とか「やる気」という言葉で片付けて、自分の身体に鞭を打ち続けるのはやめてくださいね。

④ 毎日日記を書いてみる

これまで紹介した3つの対処法以上に、より具体的な対処法である「毎日日記を書いてみる」ですが、沢山のメリットがあります。

まず、「毎日が辛い…」と感じてしまう時の共通点が「成長している実感がないとき」と先ほどご紹介させて頂きました。

そして、こういった状態を抜け出すのに手頃で最適なのが日記を書くことなのです。

今日1日のことを振り返り、その中で「今日良かったこと、できたこと」を言語化してみると、自分でも気が付かなかった成長しているポイントがあるなんていうのはよくある話です。

この「今日良かったこと、できたこと」が言葉になると、成長している実感を毎日得やすくなるし癖になるので、辛いという気持ちが緩和されやすいです。

⑤ 好きなことに時間をかける

毎日がしんどくてたまらないということであれば、好きなことに時間をかけて、あなたの心をワクワクドキドキした感情で満たしてあげてください。

スポーツなどでも良いですし、趣味などの時間にあてるのが特に良いかと思います。

というのも、自分の好きなことをしている時には「ドーパミン」と呼ばれる快楽物質が分泌されて、快感を得やすくなります。

また、その快感も脳が一度覚えると、再びその好きなことをしたくなり色々なことに対してのモチベーションも上がってきて、正のスパイラルが起こるようになるもの。

毎日が辛いと感じられるのであれば、自分が好きなことに目を向けてみてください。

⑥ 自分の使う言葉を変えてみる

「あなたはあなたが使っている言葉でできている」という言葉があるように、あなたの“今“は使う言葉によって作られています。

例えば何か他人に対して頼み事をした場合「ごめん」という言葉だけを言うAさんと「ありがとう」という言葉まで添えるBさんとでは、明らかな“差”があります。

「ごめん」という謝罪の言葉だけを言ったAさんは、きっと他人に対して信頼しきれないというマイナスなイメージを強く持っているかと思います。

一方、「ありがとう」の感謝の言葉まで添えることができたBさんは、他人に対して信頼したいというプラスなイメージを持っていたかと思います。

このように、その人の使う言葉はその人自身の本来の姿を表現するものでもあるんです。

つまり、逆に言うと自分の使う言葉を変えるだけで、意識が変わり、行動が変わり、結果も変わりやすくなります。

プラスの言葉を使うようになれば、視界が晴れて心にも余裕が生まれてくるので、辛いという気持ちも緩和されていきます。

⑦ 無理に変わろうとしない

最後に、あなたにお伝えしたいのは「今の毎日が辛い、しんどいという状態から無理に変わろうとするのも良くない」ということ。

今のあなたの心は、糸がピンと張ったようにとても繊細な状態です。

ストレスがあれば必要以上の負荷がかかりますし、そのような状態で無理に変わろうとするとかえって逆効果になってしまいます。

毎日辛い状況から抜け出そうとする理想の自分を追うあまり、「抜け出せてない自分」という現実の自分とのギャップに板挟みになり、精神的にまいってしまう可能性だってあります。

何事もタイミングというものがあるように、あなたにはあなただけのタイミングもあります。

焦る必要は全くありません。

3|「他の心の依存先」を見つけてみる

ピンク色のハートの風船を持った人間の手

もしあなたが、これらの7つの対処法を実践してみて、それでも毎日が辛いという現実から何も変えられなかったとしたら、違う「あなたの心の居場所」を見つけてみるのはどうでしょうか?

きっと、あなたに辛いという気持ちがまだあるということは、何をしていてもあなたの意識がその“辛い原因“に集中してしまっている状況だからかと思います。

ですが、その意識を“他の心の依存先“に分散させてしまえば「辛い、しんどい」と感じる時間は物理的に減っていきます。

その“依存先“は、⑤で解説したような趣味やスポーツなどももちろん良いですが「何か熱中するもの」「自分のやりたいこと」であると尚良いでしょう。

自分にとって心のそこからやりたいことがあるだけで、辛いしんどいと思うタイミング、気持ちが折れそうな時でも心の支えになり小さな余裕が生まれるものです。

「あなただけのやりたいこと」をぜひ見つけてみてください。

4|まとめ

太陽の陽に照らされた土から出ている苗

本記事では、毎日が辛いと感じるあなたに向けてその原因と対処法を解説させて頂きました。

ですが、それでもきっと、また明日から辛くしんどい日がやってきます。

自分の意思とは関係なく、変わらずやってきます。

だからこそ本記事の内容は、これから何度もあなたの心の支えになると思っています。

無理だけはなさらず、自分のペースで進めていってください。

最後までご覧いただきありがとうございました。