大学の単位を落とすのはやばい!?落とした時の対処法
テスト後や成績開示の後って憂鬱ですよね…。
今日の記事では、大学で単位を落としてしまった大学生に向けて、単位を落とすとどうなるのか、落とすと就職活動に影響あるのか、落としてしまった後の対処法についてお伝えします。
・単位を落とすとどうなるのか
・単位を落とすと就職活動への影響は?
・落としてしまった後どうすればいいのか
目次
単位を落とす人の割合
大学によって単位を落とす割合に大きな差があります。日本学生支援機構(JASSO)の調査によると、2017年の日本の大学における単位落とした人の率は、大学で24.1%、大学院で16.2%となっています。
単位を落とす理由として多いのは、「内容の難しさ」「モチベーションの低下」「語学力不足」です。
10人に2〜3人単位を落としている計算になるので、個人的な感覚では意外と多いんじゃないかなと思います。
しかし、意外と周りが単位落としているからといって安心してはいけません。
単位を落とすとどうなってしまうのか理解して、最悪の事態を避けていきましょう。
大学で単位を落とす7つのデメリット
大学で単位を落とすとどうなるのか、7つのデメリットとしてお伝えします。
①GPAが大幅に下がる可能性がある
単位を落としてしまうと、GPAが大幅に下がる可能性があります。
その結果、奨学金の減額や進学が困難になる場合、ゼミや研究室を選べない可能性が出てきます。
現状の取得単位が奨学金や進学の条件を破ってしまっていないか確認しましょう。
②再履修が必要な場合がある
1年2年3年4年で必ず取らなければならない単位が存在します。それが必修科目です。
翌年以降も必修科目の単位が取れるまでその講義を取らなければいけません。
全く同じ講義を聞くのはかなり耐え難いものですし、友達が単位を落としていなければ1人で後輩に混ざって講義を受けることになります。
③必修のコマが被ると浅い学年が優先
1年の必修を落とし、翌年再履修したとしましょう。そのとき、2年の必修と1年の必修のコマが被ると1年の必修単位が優先になります。
つまり、必修を落とすだけで自動的に留年が確定することがあります。
必修科目はどんなに成績が悪かろうと落とさないのが吉です。
④友達がいない中での講義は地獄
翌年の必修科目には、同い年の友達はいません。運良くか悪くか、同じ科目を落としている仲間がいれば話は別ですが、必修を落とす仲間です。頼り甲斐はありません。
何より仲のいい友達のいない、しかも後輩に紛れた授業はかなり地獄です。
⑤奨学金の減額や権利を失う
奨学金をもらうには条件がある場合があります。
その中に成績についての条件があった場合は減額や、奨学金を受けられなくなる場合があります。
不安でしたら、1度条件を確認することをオススメします。
⑥就職活動で不利になる可能性
GPAが低くなり、就職活動で不利になる可能性も0ではありません。
特に理系に関しては、ゼミや研究室を選ぶときにGPAが重視されるので、希望のゼミに入れない場合は、研究室から就職先へのコネを獲得できないことにも繋がります。
⑦留年の可能性が出る
単位を落とすことで留年の可能性が出てきます。
単位が足りていても、内訳単位が足りていない場合も留年になるので注意が必要です。
もう少し詳しく説明すると、単位には大きく分けると総合・専門・必修に分かれています。
(大学や学部学科によって異なります。)
単位の種類ごとに期日と必要単位数が決まっています。
総合:学部学科専門外の単位
専門:学部学科専門の単位
必修:必ず単位取得する単位
例えば、大学卒業までに合計124、大学4年に進学するときまでに103単位が必要だとしましょう。
その中でも厄介なのが、卒業・進級に必要な単位には内訳が存在することです。
大学4年に進学するときまでに103単位が必要で、仮に103単位を取得していても、内訳の条件をクリアしていなければ留年する可能性が出てきます。
つまり、いつまでにどの種類の単位が必要なのかを把握して、期日までに単位取得しなければなりません。
単位を落とした場合の6つの対処法
単位を落とした場合、どうすればいいのでしょうか?6つの対処法を見ていきましょう。
①卒業に必要な単位数を計算する
②レポートは必ず提出
③単位を取ることを最優先
④“楽単“を狙う
⑤朝が苦手なら朝の授業入れない
⑥余裕を持って授業を取る
⑦なぜ単位を落としたのか分析
①卒業に必要な単位数を計算する
卒業に必要な単位数を計算しましょう。
1、2年ならまだ間に合います。計算した分の単位は必ず取るようにしましょう。
3年ならもう後がありません。
どうにかして単位を落とさない工夫をしていきましょう。
②レポートは必ず提出
レポート系は必ず提出しましょう。
提出すれば最低限の成績はもらえる可能性があります。
完璧に終わらなかったからといって提出しないのではなく、6割完成でもいいので提出しましょう。
③単位を取ることを最優先
単位を取ることを最優先しましょう。
大学を休んでバイトや遊びを入れている場合ではありません。
できる限り講義には出席し、テスト範囲は聞き逃さないようにしましょう。
④“楽単“を狙う
楽に取れる単位を狙ってみましょう。
仲のいい先輩がいれば、楽単について聞いてみてください。
出席するだけでもらえる講義やノート持ち込み可のテストなど、緩い講義があるはずです。
⑤朝が苦手なら朝の授業入れない
朝が苦手で休んでしまって単位を落としてしまうなら、朝はできるだけ授業を入れないようにしましょう。
必修などどうしても入れなければならないようなら、大学近くの友達の家にお邪魔したり、朝電話をしてもらうなどの工夫をして何がなんでも出席できる状況を作りましょう。
⑥余裕を持って授業を取る
履修登録の際に進学・卒業に必要なギリギリの単位を履修するのではなく、余裕を持った履修登録をしましょう。
万が一単位を落としても、挽回できるチャンスを作れます。
⑦なぜ単位を落としたのか分析
単位を落とした理由を分析しましょう。
分析して対策することで、同じミスを繰り返さなくて済みます。
少しでもまた単位を落とす可能性を下げていきましょう。
大学で単位を落としても挽回できる!
大学で単位を落としても挽回できます。
進学できなくなったり、留年してしまう前に最低限出席したり、提出物を出したり、当たり前のことをやるだけで挽回できます。
次こそはしっかり単位を取っていけるといいですね!