就活しないのは「逃げ」?後悔しないためのリスクや他の生き方を解説!
就活の時期になってほとんどの大学生が就活を始める中、就活しない人ももちろんいます。
就活したくないと思っても、「就活を頑張れない自分はクズなんじゃないか…」「将来どうなるんだろう」と漠然とした不安も出てきますよね。
この記事では、就活しないことが本当に「逃げ」なのか、就職以外の他の生き方はどんなものがあるのかについて解説していきます。
悩んでいるあなたはぜひ最後まで読んで、就活についてどう考えるか、これからの行動をどうするかの参考にしてみてくださいね。
・なぜ自分が就活したくないのかわかる
・就活しないまま卒業した後の生き方の選択肢がわかる
目次
就活しないのは逃げなのか?
就活しないことは本当に逃げなのでしょうか?
結論から言うと、「逃げ」ではありません。
実施に就活しない人も毎年一定数いるのも事実です。
新卒で就活するメリットと失敗例
今の日本の社会では、「貴重な新卒カード」を使って就職するのが当たり前になっています。
なぜならスキルが0でも、ポテンシャルで採用されるのが新卒限定だからです。
行きたい会社や業界があって頑張って就活して就職するなら、もちろんそれは良いことです。
しかし、一定数の就活生は「新卒カード」がなんか勿体無いから「とりあえず就職する」という選択肢をとって、やりたくない仕事ばかりする羽目になったり、ブラック会社に就職してしまったり…という人も少なくないです。
違和感を感じながら「新卒」というブランドのために頑張って続けることで、いつの間にかそこで働き続ける以外の選択肢が見えなくなっていくことも多いです。
就活しない人の割合
実際、就活しない人は具体的にどのくらいいるのでしょう。
文部科学省の令和4年度学校基本調査によると、大学卒業後の進路は以下の通りです。
就職 74.5%
有期雇用労働者 1.2%
臨時労働者 0.7%
臨床研修医 1.7%
左記以外の者 9.4%
不詳・死亡の者 0.2%
「左記以外の者」が進学でもなく就職でもない、就活しなかった人の割合にあたりますので、就活しない人は9.4%と言うことになります。
約10人に1人は就活しない選択を取ると言うことですから、そこまでレアではないと感じます。
就職が成功ではない
昔の日本と違って、就職=成功とは言えない時代になっています。
「自分が将来どうなりたいか?」というところから逆算して、就活するべきか、就活以外の選択肢を取るかよく考える必要があります。
就活しないことは逃げではありませんし、仮にそうあなたに言ってくるひとがいても気にしないのが良いです。
「逃げることは悪いこと」という昔からの日本の風潮がありますが、もうそれにとらわれる必要もないと思います。
就活しない人の理由
就活しない人には、それぞれ理由があります。
あなたがどれに近いか見てみて、今後どう動くべきか、参考にしてみてくださいね。
①やりたい仕事がわからない
大学生のうちに「これがやりたい、これになりたい!」という夢や目標がはっきり見つからないことは多いです。
この場合、どんな仕事がいいのか、働くイメージもつかないため、就活のモチベも上がらず履歴書やESが書けなくなってしまい、就活に気持ちが向かなくなります。
②就活そのものが嫌
就活という制度自体に違和感があって、「就活そのもの」が嫌な人もいます。
全員がスーツを着て、髪型やメイクにも決まったマナーがあって、自分を偽ってテンプレに従う…ということ自体が嫌だと感じる場合もあるでしょう。
③所属することに抵抗がある
就職するということは組織に所属するということになります。
会社という縛られた空間・ルールの中で、人間関係を気にしながら毎日同じように働く…というイメージが先行して、就職したくないと感じてしまう人は多いです。
実際は自由な社風だったり、リモートワークやフレックスタイム制を導入している会社も増えてきているので「縛られるのが嫌」「通勤が嫌」という人は、そういう企業や会社を探して見るのもありですね。
④そもそも働きたくない
大学生活が自由だったからこそ、就職して仕事漬けの毎日になるイメージがわかず「働きたくない」と考える大学生も少なくないです。
そんな人はまず、「働きたくない理由」を探すことをしてみましょう。
「仕事=辛いもの」だから働きたくない。
じゃあ、辛い仕事は?
その反対に辛くない仕事は?
例②)
「会社の人間関係が面倒そう」だから働きたくない。
面倒な人間関係がありそうな仕事はどういう仕事?
それを回避できる仕事は?
このように深堀りしていくと、自然と「働きたくない理由」を回避した働き先を見つけることができます。
どうしても何かしら働かない限りは、生活費だったり、大事な人を支えるためのお金を稼ぐことができません。
⑤他にやりたいことがある
就活では手に入らない、やりたいことがある!という場合も、就活しない理由の一つです。
ただ多くの人は、親や周りからの圧力で「就職した方が良い」と言われることが多く、本当にやりたいことや夢を諦めて就職する場合が多いです。
ですが本当にやりたいことなら、それをやり遂げる覚悟で新卒カードを「勇気を持って手放す」ことも良いと思います。
就活しない人のその後|就職以外の生き方
お金を稼がないと、当然生きてはいけませんよね。
実際に7割以上が就職の道を選ぶため、お金を稼ぐ=就職する、が当たり前の感覚になるのも無理はないです。
そのため、「就職をしない10%の人はどうやって稼いで生きていくんだろう?」と疑問に思いますよね。
就職を選ばなかった人たちのその後は、
・フリーター
・フリーランス/起業
・ワーキングホリデー/海外留学
などがあります。
それぞれどんなことをするのか詳しくご紹介しますね。
フリーター
どの企業や会社もしっくりこなかった…という場合は、フリーターとして働く選択肢もあります。
正社員のように働く条件やノルマが厳しくなく、時間も自由に選ぶことができるのがメリットですが、社会保障や収入には大きな差が出てしまいます。
将来やりたいことや、進みたい業界があって、就職はできなくてもフリーターとしてなら関われるという場合もあるので、将来のためにスキルを磨くなど、目標を明確にしておくのが良いでしょう。
フリーランス/起業
自分で自由に働き方や仕事を決められる、自由度の高い選択肢です。
ただし、「なんとなく就職が嫌だから」という理由で、ノリと勢いでこれを選択してしまうと、うまくいきにくいです。
自由度が高いということは、その分自分で責任を取る必要があります。
しっかりとやることや目標を決めてチャレンジすることをお勧めします。
その際はしっかり自己分析をして、「どんなふうに生きたいか」「どんな自分でいたいか」などを見つけるのが大事になってきます。
ワーキングホリデー・海外留学
大学卒業後は、海外留学やワーキングホリデーなどで海外で経験を積むというのもありです。
語学力を身につけたり、日本にはないグローバルな視野を身につけたり、当然に日本に居ただけではできない経験ができるので、気になる人はチャレンジしてみるのがおすすめです。
ただし、「帰国後、既卒での就職をどうしよう…」「帰ってきたら新卒じゃないから就職に弱いかも」など不安のある人は、大学卒業後3年以内なら新卒枠での就職ができる可能性がある企業への就職がおすすめです。
語学力や留学経験を活かせる企業へ応募する場合は、しっかり語学を身につけること、TOEICで高得点をとること、留学先での具体的なエピソードを話せる、などができるようにしておきましょう。
就活しないリスク・デメリット
就活しないことは、当然リスクも伴うため、これを踏まえた上でどうするのか決める必要はあります。
収入が不安定になる可能性がある
フリーターは時給で生活する場合が多く、景気や経営状態に左右されることや、賞与がないことから、会社員に比べると収入が不安定になりやすいです。
フリーランスも、依頼されなかったり、自分で仕事が取れなかったりすると収入につながりません。
一方で頑張り次第で収入を増やせもしますが、そこに辿り着くまでには必ず苦労もあるということも覚悟しておきましょう。
スキル0で入社できる可能性が減る
新卒の場合はスキルがなくても、どんな分野でもポテンシャル採用されるのが強みです。
しかし、ある程度フリーの期間を経てからでは、「就職したい」と思っても何かしらのスキルや実績がないと就職が難しくなる場合がほとんどです。
社会的信用が低くなる
正社員に比べて収入が不安定なフリーターやフリーランスでは、社会的信用が低いのが現実です。
しっかり収入を証明できないと、クレジットカードやローンの審査が通らないことがあるので注意が必要です。
福利厚生が受けられない
会社員の場合、通常の給与にプラスして、住宅手当や食事代補助がもらえたり、健康保険や雇用保険なども会社から負担が出る福利厚生があります。
会社に属さない場合はこの福利厚生が受けられないので、それをカバーできるくらい稼ぐ必要はあります。
就活しないメリット
就活しないことによるメリットもあります。
時間が自由に使える
フリーターやフリーランスを選ぶ場合は、正社員とは違って、自分でシフトを決められたり、掛け持ちしたり、とにかく自由に動くことができます。
人間関係に苦しみにくい
フリーターの場合は、責任の重い仕事を任せられることが少ないため上司からとやかく怒られたりなどは少ないですし、シフトも自由なので苦手な人がいればシフト時間をずらすなどの対策も可能です。
フリーランスの場合は、1人で仕事をすることが多かったり、一緒に仕事をする相手を自分で選んだりすることができるので、人間関係の悩みは会社員よりは少ないと言えるでしょう。
まとめ|就活しないのは逃げじゃない
就活しないこと自体は決して逃げではありません。
ただし、自分が就活したくない理由や、就活しないことのリスクはしっかり把握しておきましょう。
自分に合った働き方や、自分に合った仕事などは、やってみないとわからない部分も多いので、一度就職してスキルを身につけてから独立するという選択肢もあります。
いずれの選択を取る場合も、「自分がどうありたいか、将来どうなりたいか、どんな人生にしたいか」を自己分析で先に洗い出しておくことはとても大事です。
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