【心理学を活かす就職先】心理学部は仕事がないは嘘。実はめちゃ強い!

u-24
心理学部が就職に不利って聞いたけどちゃんとしたところに就職できるのかな?

u-24
これから就活なのにせっかく学んだ心理学を活かせる仕事があるのか不安…。

心理学部が「就職に不利」「仕事がない」と噂を聞いて、不安になっていませんか?

結論から言うと、心理学部を卒業後に心理学を活かせる就職先や業界はたくさんあります!

専門職以外にも一般企業でも就職先はたくさんあり、むしろ心理学を生かして活躍できる職業は幅広く存在します。
心理学部が就活で有利になるポイントまで解説していくので、ぜひ最後まで読んであなたの就活を自信を持って進めていきましょう!

この記事を読んでわかること
・心理学部の就職先がわかって選択肢が増える
・心理学の活かし方がわかって就活に自信が持てる
・就活で有利になるポイントがわかるのでESや自己分析で悩まなくなる

 

心理学部は仕事がない?

階段に座って膝に肘をついているスーツ姿の男性の足もと

心理学部は文系の中でも1番「就職に不利」と言われています。
ただでさえ、理系よりも文系が就職しにくい中、さらに不利と言われるなんて辛いですよね。
そう言われるのには理由が2つあります。

ビジネスに弱い

心理学は専門性の高い分野であり、どんなに時代が変わろうとも必要とされる分野でもあります。
一方で、経済学部や商学、経営などと比べてしまうと「ビジネス」に関する知識に乏しく、就職に不利と思われがちです。

ですが実際は、企業が新卒に求めることは「即戦力」ではなく「学生時代になにを積み上げてきたのか」「入社後にも学んで努力する意欲があるのか」というポテンシャルを重視します。

つまり、事前にしっかり準備しておけば心理学部だからといって就職に不利とか、仕事がないなんてことはありません。

専門性の高い求人が少ない

日本はメンタルヘルスの分野において、先進国の中でもまだまだ遅れをとっています。
心理的な支援の需要は今度も増えていくと思われますが、日本国内ではまだ心理職は重要視されていません。
せっかく学んだ心理学を活かせる専門性の高い心理職の求人がなかなか増えない状況です。

そのため、心理学部卒業後の進路として最も多いのは実は一般企業なのです。
専門的な職業は狭き門ですが、一般企業も視野に入れるとその活躍の場は多岐にわたりますので、安心してくださいね。

心理学の強み|色々な仕事に活かせる

ビジネスの紙や電卓、端末がひろふげられたテーブルの上で、4人のスーツの男女がグータッチしている

心理学の知識を持っていると、多くの業界・企業での活躍が期待されます。

例えば、営業職・マーケティング職・コーチング職など。
相手の心を理解し、相手の心を動かすことが必要になりますので、ビジネスシーンで心理学テクニックは重視されています。

このテクニックを使えるようになると、お客さんから信頼され、相手の行動を促しやすくなるため、自分の成果に繋げることができます。

では実際に心理学を活かせる仕事を紹介していきます。

専門職以外でも、人と関わる仕事であればその知識は必ず役に立つと言えるでしょう。

心理学を活かす専門職

ハート型の赤い鍵穴のキーが並んでかけられている

心理学を専門的に扱う職業をご紹介します。

全体的に求人が少なく狭き門とも言え、さらに平均年収は300万円〜。

日本の一般平均年収と比べても低い方と言えるでしょう。

困っている人をこの手で直接助けたいと言う強い思いのある人におすすめです。

公認心理士

心理職として国内唯一の国家資格です。
心理的な問題を抱えたクライアントに対し、カウンセリングを実施します。
そこで出た問題を分析し、助言や指導を行い問題解決に導くお仕事です。
活動先としては保健医療分野が最も多く、次いで教育分野、福祉分野となります。

まだ常勤の求人が少ないこともあり、非常勤で働く人の割合が高いのが現状です。

臨床心理士

「臨床心理学」の専門知識・技術を使って、心理分析や支援、アドバイス、情報提供などを行います。
民間資格ですが、指定の大学院か、専門職大学院を修了しなければ受験することができません。
仕事内容としては公認心理士と大きく変わりはありません。

心理カウンセラー

心理療法を通して、人々の悩みに寄り添い、解決する仕事です。
クリニックや民間のサービスのほか、オンライン、電話、メール、チャットなどでもカウンセリングをすることがあります。
資格は必須ではありませんが、仕事を探すときは少し苦労するかもしれません。

キャリアコンサルタント

個人のキャリア形成や職業選択を支援する仕事です。
国家資格のため試験に合格する必要があります。
人材系の企業、大学のキャリアセンター、企業の人事・教育係の部署など、活躍の場は様々です。

産業カウンセラー

民間企業などで働く従業員のメンタルヘルス・ストレスチャック・人間関係やキャリア形成についてのカウンセリングをする仕事です。
近年、働き方改革により、職場環境の改善や転職など、今度さらに需要が高まっていくと予想されます。

メンタルトレーナー

クライアントのメンタルケアを実施します。
スポーツ選手、経営者、アーティストなど、クライアントは様々。
ベストなパフォーマンスを引き出すためにメンタルが整えられることは重要です。
まだ日本で認知度は低いですが、これから需要が伸びてくる職種と言えるでしょう。

心理学者

心理学を専門に研究する研究者のことです。
同時に大学や大学院の教授、コメンテーターや著者執筆活動をする人もいます。

社会福祉士

高齢者や障害者のほか、生活困窮者など支援が必要な方の相談にのり、アドバイスやサポートをして福祉サービスに繋ぐ仕事です。
活躍の場は児童相談所、福祉施設、高齢者施設、学校、社会福祉協議会など多岐にわたります。

公務員の心理職

清潔感のある広くて白い空間に、白くて長いデスクが2台、ネイビーの椅子が10台配置されている

公務員の中でもいわゆる「心理職」と呼ばれる職業があります。

試験の中に心理学に関連した科目がありますが、合格率は5%前後ととても難関であると言えます。

ただし平均年収は600万円〜と高く、高年収で安定した職業を目指したい方におすすめです。

法務技官(矯正心理専門職)

受刑者や非行少年などの社会復帰を支援します。
国家公務員のため試験に合格する必要があります。

主に刑事施設や少年鑑別所にて、犯罪の原因を分析したり、更生プログラムを提案したりします。

家庭裁判所調査官

家庭裁判所が扱う家事事件・少年事件などを調査します。
非行のあった少年の性格、日頃の行動、生い立ち、取り巻く環境についてヒアリングをし、集めた情報から原因などを分析します。
法務技官同様、試験を受け合格する必要があり、さらに裁判所で2年間研修を受けます。

保護観察官(国家公務員)

犯罪を犯した人の再犯を防止し、社会復帰をサポートするお仕事です。
心理学のほか、教育学、社会学などを用いて立ち直りを支援します。
主な勤務先は保護観察所と地方更生保護委員会です。

カウンセラー以外に心理学を活かせる一般職

繁華街でスーツ姿の男性が歩いている後ろ姿

心理学は柔軟性があり、さまざまな仕事と掛け合わせることができます。

人と関わる上で必ず心理学は役に立ちますし、AIが発達している現代でも重宝される存在です。

それでは、特に心理学を活かせる一般職をご紹介していきます。

人事コンサルタント

企業が抱える人事の問題について解決策を提案する仕事です。
人間関係のトラブルの解決を担当することもある重要なポジションです。
また採用試験や、従業員の研修なども行うため、幅広く心理学の知識が役立てられます。

営業職

顧客に自社のサービスや商品の購入を促して契約を取り付ける仕事です。

顧客の深層心理を読み取って、相手の気持ちが理解できるようになることで自分がどのように振る舞えば良いかがわかるようになります。
商談において、ニーズにあった商品の提案がしやすくなり、強い武器になります。

販売職

主に店舗で商品を販売する仕事です。

顧客対応で相手の心の動きや好みを読み取り、ぴったりの提案ができると売り上げが大きく上がります。
また商品仕入れやディスプレイにおいても心理学の知識は非常に役に立ちます。

マーケティング職

マーケティングとは、商品やサービスを販売したり、利用促進のための効率的な仕組みづくりを行う一連の活動のことです。

活躍の場は企業のマーケティング部だけではなく、現在ではSNSを使って個人でも活動している人が増えています。

ビジネスで売り上げを上げるためには市場の動きを掴むことが重要です。
消費者心理を理解するために、心理学はとても重要になるため人材として重宝されます。
広告のキャッチコピーやデザインにも役立てられることが多いです。

生活相談員

高齢者施設の利用者や家族のサポートをする仕事です。

介護福祉施設と利用者さん、またそのご家族との間に立ち、相談対応、各種手続き、地域との連携など、介護サービスの窓口としての役割と担います。
心理学に特化するというよりは、介護系でキャリアを積むことができます。

教育職

幼児教育、学校、塾、また療育の分野でも幅広く活躍できます。
メンタルカウンセリング、また家族へのアドバイスなども行います。

心理学部が就活で有利になるためのポイント

机の上でタブレットと、いろんな種類のグラフがカラー印刷された紙を見つめる人の手元

就職に不利と言われる心理学部でしたが、その活躍の場は多岐にわたります。
より就活を有利に進めていくために、以下のポイントも参考にしてみてください。

資格にチャレンジする

心理学の知識が活かせる仕事はたくさんあります。
「自分はどんな仕事がしたいんだろう」とキャリアプランを明確にイメージしておくと、必要な資格も見えてきます。

例えばTOEICや宅建、秘書検定やファイナンシャルプランナーなど様々。
資格をとっておくと選択肢も広がり、企業からも積極性が高いと好印象です。
なぜこの資格をとったのかなどは、面接で聞かれてもしっかり答えられるようにしておきましょう。

インターンシップに参加してみる

インターンシップに参加しておくことで、社会人に必要なビジネススキルを学ぶことができます。
そして自分が社会人として働くイメージ、またリアルな企業研究ができるため志望動機がより具体的に書けたりします。

OB・OB訪問をする

民間企業の就職を考えるなら、OB・OG訪問は積極的にやっておくべきです。
実際の先輩たちの経験談を聞いてアドバイスをもらうことで、心理学部の強みをどう活かすかがわかってきます。
今後のキャリアプランも含め、人生を見据えた質問を準備しておくとより充実した時間になること間違いなしです。

自己分析で強みをはっきりさせる

どれだけ自己分析できているかが、就活を有利に進められるかどうかの鍵になってきます。
自分のことを全く知らない人に「自分がどういう人なのか」、長所や短所、どんな考えでどんな個性なのかを短時間で伝える必要があります。

何も準備しないでいくと、いざ伝えようとしても、「えっと…」と言葉に詰まるでしょう。

ツールを使って自己分析をするのも一つですが、おすすめはこちらの「自分探しワークショップ」です。
無料で利用できるのも嬉しいポイントですが、なんといってもそのクオリティの高さ。

自分では気がつけなかった部分がどんどん見えてきて、強みや弱み、価値観など、就活で話せたら好印象なものを全て洗い出すことができます。

ぜひ一度利用してみて、あなたの就活を有利に進める一つのきっかけにしてみてくださいね。

まとめ

若い女性と、男性が、明るい窓際に座って向かい合って何かを話している

心理学部の就職先は、専門分野から公務員、一般企業まで多岐に渡ります。
残念ながら、日本ではまだ心理学専門分野が浸透しておらず、その門は狭く、給与水準もそこまで高くはありません。
ただし人と関わる仕事であれば心理学の知識は必ず役に立ち、有利に働く場面も多く出てくるでしょう。

ぜひ自信を持って就活に臨んでみてください。

就活は自分と向き合うとても良い機会でもあります。

u-24
自分のことで話せることがわからない

u-24
自己分析したけど何書けばいいの…。

と悩むことがあれば、ぜひワークショップを活用してみてくださいね。