大学休学は就職活動に不利?就活への影響と過ごし方

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休学を考えているけど、就職活動に不利だったら嫌だなあと考えています。

就職活動への影響や不利にならないためにはどうすれば良いか知りたいです!

近年いろんな理由で休学を考えている大学生が増えました。

でも、実際に休学するとなると就職活動にどんな影響があるのかが見えないと踏み出せませんよね。

ということで!

今日の記事では…
・就職活動への影響は?
・就職活動で不利にならないためには?
・休学中のオススメの過ごし方

についてお伝えします。

 

休学の就活への影響は?

休学をしていなかった就活生に比べて、良くも悪くも就職活動に影響があるのは確かです。

事前に就職活動への影響を把握して、対策を立てて、就活を成功させましょう!

影響①企業側への印象はネガティブ

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入社してもカンタンに休職してしまったら困るな…

休学していた事実があるからこそ、企業側への印象はネガティブです。

だからこそ、企業側がネガティブな印象を払拭できる休学理由を用意する必要があります。

明確にしよう!
・どうして休学するのか
・休学期間中は何をしていたのか
・休学中にどんな成長が得られたのか

ポイントを抑えて企業に説明できるよう事前に準備をしましょう。

影響②友達と就活状況の共有が難しくなる

休学をすることで、同じ学年の友達とは学年がズレてしまいます。
つまり、リアルタイムでの就活状況を共有・相談することが難しくなります。

就活でうまくいかなかった時に、一人で抱え込んでしまい負のループに陥ってしまう学生もいます。
だからこそ相談相手を作っておくこと、情報を得られるようにしておくことが重要です。

POINT
・下の学年の子と関わりを持ってみる
・就活エージェントを頼る
・卒業生、元同級生に相談する

影響③就活の準備期間が延びる

休学をすることでいい影響もあります。
就活の準備期間が延びることです。

就活の準備期間とは、自分の将来について真剣に向き合う期間です。

休学中の経験を通して自分の本当にやりたいこと、やりたくないことを見つける可能性がグッと高まります。
その結果、より自分に合った志望企業を見つけることができます。

POINT
・休学中に経験を積むチャンス
・やりたいことを見つける期間になる
・自分に合った志望企業を見つけるきっかけになる

とはいえ、休学中に何もしなければ就活で不利になってしまいます。
どうしたら就活で不利にならない休学になるのでしょうか?

休学をしても就職活動で不利にならないためには?

ただなんとなく休学をしても就職活動で不利になってしまいます。
では、どうすれば不利にならないのでしょうか?

ポイントは「社会人基礎力」に繋がる休学にすることです。

社会人基礎力とは
2006年から経済産業省が提唱している社会人に必要とされる能力のこと。
大きく「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つに分けられています。

参考:産業産業省「社会人基礎力

「社会人基礎力」と絡めて、休学が就職活動で不利にならないためのポイント5つを紹介します。

不利にならない休学①今しかできない挑戦をする

社会人になると、お金の余裕は生まれますが時間の余裕はなかなか生まれません。

つまり、時間の余裕があるうちに挑戦できることには積極的にチャレンジするのをオススメします。

鍛えられる社会人基礎力
「前に踏み出す力」
・主体性:物事に進んで取り組む力
・実行力:目的を設定し確実に行動する力

具体的にはどんな挑戦が、今しかできない挑戦なのでしょうか?

今しかできない挑戦
・長期留学
・日本、世界一周の旅
・学生起業

長期留学

長期留学は、大学の授業がある限りなかなかチャレンジしづらいですよね。
社会人になっても仕事があるので、同じようにチャレンジしづらいものです。

留学経験の中でやりたいことを見つけた学生さんもいます。
休学を機に、長期留学にチャレンジしてもいいでしょう。

日本、世界一周の旅

自分の住んでいる世界は、思っている以上に小さいもの。
その地域の文化、価値観に影響されて自分の常識や価値観は固まっていきます。

日本、世界一周にチャレンジすると様々な文化や人の価値観に触れることができます。
その中で自分の本当に大切にしたいものが見えてくるかもしれません。

学生起業

最近は珍しくなくなってきた学生起業。
社会人になってからのチャレンジは難易度が高くなります。

理由は割ける時間の量。
普段8〜10時間働いた後1日1時間を使ってのチャレンジになり疲労困憊…。
しかし休学中にチャレンジすれば、体力も残しつつ、自由な時間を費やすことができます。

学生起業とは
学生が自ら事業を興すこと。
独自のメディアや研究、商品開発、IT関連の立ち上げなど内容は様々。

興味があれば、時間があるうちにチャレンジしてみると良いでしょう。

不利にならない休学②なにか成果をあげる

社会に出ると成果で評価されることが増えます。
理由は、会社は成果を上げないと潰れてしまうからです。

せっかく内定をもらった会社が潰れてしまった…。
そんな話を聞いたことはありませんか?
その会社は利益を上げられなかった、つまり成果を上げられなかったからです。

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休学中にこんな成果を上げました

と伝えられるものがあれば就活中の武器にもなりますし、就職後の活躍を期待されるでしょう。

成果をあげるためには、ただ進んで物事に取り組むだけではなく考え抜く力が必要になります。

鍛えられる社会人基礎力
「考え抜く力」
・課題発見力:現状を分析し目的や課題を明らかにする力
・計画力:課題解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力

具体的にはどんな成果を上げればいいのでしょうか?

成果をあげる例
・TOEICなどの資格獲得
・個人で稼ぐ経験

TOEICなどの資格獲得

ただ資格試験を受けるだけでは社会人基礎力は鍛えられません。
目標を立てること、目的を明確にすること、計画を立てて取り組むことが重要になります。

就職活動では、目標、結果、どんな計画・思考で取り組んだのかを伝えましょう。
そうするとただ資格を取った大学生との差別化になり、企業側も今後の活躍に期待してくれるでしょう。

個人で稼ぐ経験

会社は何をしているのかというと、価値を提供してお金を生み出す”ビジネス”をしています。
つまり、個人で稼ぐ経験=個人でビジネスの経験を積むことになり、就活時のアピールポイントになります。

今はカンタンに個人で稼ぐ経験を積むことができるので、これを機にチャレンジしてみるのもアリかもしれません。

不利にならない休学③”好き”を見つける

私たち#u-24は”好き”を見つけることが、毎日を楽しくすることや、自分を好きになること、武器を見つけるきっかけになると考えています。

何かに夢中になって取り組んだことはありませんか?
あの時の時間を忘れて没入している感覚を覚えていますか?
あの時の言葉にできない達成感と高揚感を覚えていますか?

あの“好き”なことに夢中になる時間は、必ず自分を成長させたり、武器を磨いたりしているハズ。
そしてそんな人が1人でも多く増えたら、”誰かのためになる”と考えています。

鍛えられる社会人基礎力
・主体性:物事に進んで取り組む力
・実行力:目的を設定し確実に実行する力
・想像力:新しい価値を生み出す力
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でも、どんなものが好きなのかわからないし…
u-24
どうしたら「好き」って見つかるんだろう…

そう思うなら、休学中は”好き”を見つけるチャンス。
少しでも興味あるものにチャレンジして”好き”を見つけてみませんか?

好きを見つける
・プログラミング
・動画編集
・webデザイン

プログラミング

プログラミングと聞くと、理系のイメージが強いかもしれません。
しかし、文系のエンジニアは意外にも3〜5割いると言われています。
小さい時に物を作るのが好きだった、0から形になるのが好き!そんな方にはプログラマーが向いているかもしれません。

向いている人の特徴
・面倒くさがり
・学習意欲がある
・規則やルールが苦じゃない

動画編集

youtubeやTik Tokなど動画媒体の急成長のおかげで需要が高まった動画制作。
動画撮影に出かけたり、音に合わせて編集したり。
映画を見るのが好き、人と何かを創るのが好き、写真動画を撮るのが好き!それなら動画クリエイターが向いているかもしれません。

向いている人の特徴
・映像が好き
・制作意欲がある
・可愛い、オシャレなものが好き 

webデザイン

広告やwebサイトが増えたことにより、webデザインの需要は高まっています。
ターゲットに合わせた色味を選んだり、コンセプトに合わせて雰囲気を作ったり。
0から形になった時の達成感はクセになるかも…。
可愛いウェブサイトを見たり、オシャレなSNSアカウントを眺めるのが好きならwebデザイナーが向いているかもしれません。

向いている人の特徴
・トレンド、流行好き
・職人気質、神経質
・地味な作業が意外と好き

「向いてなさそう…」は考えない!

やる前から向き不向き、好き嫌い、ハマるかどうかなんてわからないものです。
興味があるなら思い切ってチャレンジしてみてください。

今回紹介したもののなかにピンとくるものがなければ、”興味あるけどやれてないこと”を書き出してみてください。

今までやってみたかったけど後回しにしていたものも、休学中に取り組むチャンスです。

就職活動で不利になるNG休学

ここまで就活で不利にならない休学についてお伝えしました。
が、やってはいけない休学の過ごし方があるなら知りたくないですか?

ということで、就職活動で不利になるNG休学をまとめました。

NG休学①ただダラダラ過ごす

心を休めるため、一人になってじっくり自分と向き合うため、将来を考える時間を作るため、など理由があるならOK。

しかし、ただ理由もなく何も考えずにダラダラ過ごすのはNGです。

ただダラダラ過ごすと…
・休学をした理由が答えられず不利に
・それっぽいウソの休学理由を伝えてウソがバレる

就活中、休学した理由をうまく伝えられず、人事の人に「何も考えていないんだな…」と思われてしまっては不利になってしまいます。

また、それっぽいウソの休学理由を伝えたところで相手は人を見極めるプロ。ある程度のウソは見抜かれてしまうものです。

理由もなく休学中ダラダラ過ごすのはNGです。

NG休学②計画を立てずに過ごす

計画を立てずにいると、休学期間はあっという間に過ぎてしまいます。
こちらも、就活の時に「何も考えていないんだな…」と思われてしまっては不利になります。

途中で計画変更はOKなので、どんなことをして過ごすのか計画を立ててみましょう

【番外編】休学中に就職活動はアリ?

ここまで、休学をしても就職活動で不利にならないためにはどうすればいいのかについてお伝えしました。

でも、中にはこう思う人もいるのでは…?

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休学中に就活って、アリですか?

答えは、アリです。

理由は”採用担当が重視するのは卒業年度”だからです。
休学をしていても、しっかり休学後の予定卒業時期に卒業すれば問題ありません。

では、休学中に就活するメリットはあるのでしょうか?

メリット
・使える時間が増える
・やりたいことを探すチャンス

休学中は授業もなく、就活のために使える時間が増えます
その時間を使って、業界分析、自己分析、ES、面接対策を進めることができます。

また、やりたいことを探すチャンスにも。
じっくり時間をかけて、自分がどんな社会人になりたいのか、本当にこの企業でいいのか、やりたいことはなんなのかを考えることもできます。

休学中に就活する場合の注意点はあるのでしょうか?

注意点
・休学している理由を明確にする
・就活のために休学しているとは言わない

休学中であることを伝える場面が必ずあります。
その時に休学している理由が明確でないと、不利になります。

また、就活のために休学しているとは言わないほうがいいでしょう。
人事の方にマイナスイメージを与えてしまいます。
自分が休学している理由を明確にしておきましょう。

迷っているなら休学がおすすめ。

アメリカでは大学卒業後すぐ就職する人はわずかで、卒業後に進路を考える人の方が多いようです。
最初に聞いた時はびっくりでした。

それと同時に、”みんなと一緒”や”普通”にとらわれていたことにも気づきました。

休学の選択は、ある種”普通と違った選択”です。

だからこそ親御さん、企業、友達からの理解を全員から得るのは難しい場合もあります。
それでも、自分の人生の分岐点であるからこそ、たくさん時間をかけて悩んでもいいんじゃないかと思います。

そういう意味では、迷っているなら休学の道を選ぶのがおすすめ。
自分の人生と向き合う、良い時間にしてくださいね♪