ガクチカ があっても落ちる!?「ガクチカが本当にない」って人でも採用される方法

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学生時代に力を入れたことはなんですか?

就活で必ずと言っていいほど”ガクチカ “が問われます。しかし、

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コロナで留学、サークル何にもできてない…
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ガクチカ本当にないんだけどどうしよう

と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回は「ガクチカが本当にない!」と困っている人向けに、企業からどんなガクチカが求められているのか、どうやってガクチカを見つければいいのかをお伝えします。

本当にないんだよな…と思ってても必ず見つかります。”自分らしいガクチカ”を一緒に見つけましょう。

 

そもそもガクチカがあっても落ちる!

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優秀なガクチカを持っている学生さんでも落ちる可能性があるのをご存知でしょうか?

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優秀な人でも落ちるならガクチカが無い私なんてどこも受からないんじゃ…

いいえ、そんなことはありません。

しっかり”企業がガクチカについて質問してくる意図”を理解すれば、ガクチカが本当になくても”受かるガクチカ “を作ることができます。

では、企業はどんなことが知りたくてガクチカについて質問してくるのでしょうか?また、どんな人が落ちやすく受かりやすいのでしょうか?

企業はガクチカを通して何を見ているの?

企業がガクチカを聞く理由は”この人を採用するとどんな活躍をしてくれそうか”が見たいからです。

採用には大きなお金がかかります。だからこそ、できるだけ伸び代のある人を雇いたいと考えています。

では、どんなポイントから伸び代を見極めているのでしょうか?

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ガクチカが本当になくても、ポイントを押さえたガクチカを発掘できれば採用確率UP!

①思考力はどのくらい?

思考力とは、様々な視点で物事を考え、問題があれば最適な解決方法を導き出す力のことです。

営業、商品開発など、会社のどの部署においてもこの力は大切です。

企業は学生時代に力を入れたことを通して、どのような思考で物事に取り組んだのかを見ています。

そして自社でどんな活躍をしてくれそうか見ているのです。

②モチベーションポイント

企業は意欲的に仕事してもらいたいと考えているので、どこでモチベーションが上がるのかを見ています。

人は、どうしてもモチベーションに左右される生き物です。だからこそ、モチベーションポイントを把握して自社で今後どのようなことに意欲を持って取り組んでもらえるのかをイメージします。

③社風とマッチしているか

体育会系、ワイワイアットホーム系など会社によって社風は異なります。

社風とマッチしない人を採用すると、長く続かない傾向にあるので社風にマッチしているかを見ています。

つまり、ガクチカのエピソードからどんな人柄なのか、どんな人と仕事するのが向いているのかをキャッチしようとしています。

④経験から学びを得ているか

企業は、伸び代のある人を探しています。

『伸び代』とは、経験から何を学び次に活かすのかを考え、アクションを変え続けることで成長する可能性が高まること、です。

つまり学生時代の経験からどんなことを学び、その学びを仕事にどう生かそうとしているのかを見ています。

⑤伝える力

どんなにいい人材でも、伝える力がなければコミュニケーションロスに繋がります。

相手に伝わりやすく話せるかどうかはチームで仕事をする上で重要な力になります。

落ちる人受かる人の違い

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もう少し具体的に、どんな人が受かってどんな人が落ちるのか?をまとめてみました。

ガクチカ があっても落ちる理由がわかるはず。逆にいえば、ガクチカがなくても受かる理由もわかるはずです。

落ちる人の特徴①実績ばかり話す

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3ヶ月でTOEIC500点UPしました。
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部活で全国3位の成績をおさめました。

そんな実績をアピールする学生が多いのですが、人事は実績が聞きたいわけではありません。

その過程でどんなことを乗り越えてきたのかが知りたいのです。

POINT
・実績ばかり話すと落ちる
・話すべきはどんなことが起きたのか
・それに対してどのように考え乗り越えたのか

だからこそ実績がなくても安心してください。

どのように向き合い、乗り越えてきたのかの過程をしっかり話せば採用される可能性UPです。

落ちる人の特徴②役職アピール

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バイトリーダーを4年務めました
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サークル長として1年半活動しました。

人事は役職に興味はありません。

役職が与えられたかどうかよりも、役職がなくともどんな取り組みをしたのかに興味があります。

例えば役職がなくてもサポーターとして考え、行動したエピソード。

役職がなくてもガクチカが無いと嘆く必要はないのです。

POINT
・役職アピールだけでは受からない
・役職がなくてもどんなことを考え行動したのかをアピールする

役職がある人よりも、自分の方が考え行動できたエピソードはありませんか?

落ちる人の特徴③ありきたりなエピソード

留学、バイト、サークル。

ありきたりな経験しかない…とドキッとしましたか?

安心してください。ありきたりなエピソードでも採用されます。

ただし、ありきたりなエピソードをありきたりに話してしまっては、人事に印象を残すことはでずに不採用の通知をもらうことになってしまいます。

POINT
・ありきたりのエピソードをありきたりに話さない
・自分だからこそのエピソードを深掘りする
・印象に残る形で話す

ある学生は大学生時代、居酒屋バイトしかしておらず就活の際に悩んでいました。

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ガクチカ、ない…!

と。しかし伝え方を工夫するだけで彼は内定無双を起こしたのです。

『僕は、ビールを両手で12杯持つことができます。お客さんに早く提供できないか?と考えた結果、両手でどのくらい持てるかに挑戦し続けたんです。その結果お客さんに早く1杯目のビールを提供することができて、感謝されました。このようにお客さん満足度を考え続け、変化し続けて行きたいです。』

ただの居酒屋バイトなのに、他のエピソードよりも目立ったエピソードになりました。

バイト、友達と遊ぶ時、サークルで人より工夫した点はありませんか?

本当にガクチカがない人向け!ガクチカの作り方

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ここまで、ガクチカがあっても落ちる人の特徴をお伝えしました。

そんなこと言っても本当にガクチカがなくて困ってます!

そんな声が聞こえてきそうですね。

安心してください、本当にガクチカがない!と思っている人でもかんたんにガクチカが見つかるワークを用意しました。

ガクチカを作る方法①大学生時代に取り組んだものを羅列する

とにかく過剰書きで取り組んだものを紙に書き出して下さい。

小さなことでもOKです。今までの取り組んできたことを書き出しましょう。

ポイントは、失敗経験も書き出すことです。

POINT
・1年生から思い返して書き出す
・小さな出来事も書き出す
・就活で使えなそうでも書き出す
・当たり前なことも書き出す

1年生から順番に思い返すのがオススメです。

例えば、

・新歓に10つ参加した
・バイトをせずに5ヶ月ダラダラ
・学校は休まずに参加した
・レポートは友達に頼まずに自力でやった
・居酒屋バイトを1年9月に開始

しょうもないことも細かく書き出してみて下さい。

必ずガクチカにつながります。

ガクチカ作り方②何を考えて行動したのか書き出す

①で書き出したことについて『何を考えて行動したのか?』を書き出します。

例えば、バイトをせずに5ヶ月ダラダラしてみて『このままじゃいけない』という感情が芽生えた。理由は、もうすぐ20歳になるのに親にお小遣いをもらっているのはみっともないと思ったから。

行動したきっかけをもとに、当時どんなことを考え、なぜ行動に移したのかを言語化してみましょう。

POINT
・あの時何考えてたんだろう?と思い出す
・小さくてもいいので一旦書き出す
・何を考え、行動したのか書き出す

正解はないので、一旦ぐちゃぐちゃでもいいから書き出すことが大事です。

ガクチカ作り方③そこから学んだことを書き出す

そのエピソードから何を学びましたか?工夫したことはありますか?

得たことを言語化してみましょう。

例えば、自分は怠惰だと気付いた。だからこそ、「9月からバイト始めるわ!」と友達に宣言して取り組んだ。このように”やらざるを得ない環境を作る”ことで自分が行動することを学んだ。

自分が学んだこと、なのでなんでも大丈夫。気付いたことがあれば書き出してみましょう。

POINT
・気づき、学び、工夫したことを書き出す
・小さいことでも考えたことを書き出す

ガクチカ作り方④どう仕事に活かせそうか書き出す

この学びを仕事にどう活かせそうか考えてみましょう。

例えば、自分の苦手なことでもやらなければならない環境づくりをしながらレベルアップして行きたい。

もっというと、その会社でどう活かせるのかを社風・求める人材像にリンクさせて話せるとさらに◎

POINT
・仕事にどう活かせそうか?
・会社の人材像にリンクできそうならリンクさせる

どんなに小さなことでも大丈夫。自分なりに書き出してみて下さい。

それでも本当にガクチカが見つからない人へのヒント

photo of bulb artwork

本当に何も浮かばない…

バイトもサークルも工夫したこともなくて…

そう思っているのならこちらはどうでしょうか?

本当にガクチカがない人へのヒント①日常を振り返る

意外と日常にガクチカとして使えるものが隠れている場合も。

「当たり前のことだし…」と思うようなことも、一旦書き出してみましょう。

本当にガクチカない!へ
・毎日の習慣(早起き、挨拶など)
・他の人はやっていないこと
・趣味
・学校生活で意識していたこと

例えば、レポートの取り組み方、早起きで工夫していることなど。

自分にとって当たり前でも他の人からしたら当たり前じゃないことも。

自分が普段意識していることを書き出してみて下さい。

また、以下の質問文をもとに深掘りしてみると出てきたりします。

ガクチカを見つける質問方法
・どんなきっかけで始めたの?
・なぜ取り組もうと思ったの?
・過程でつまづいたことは?
・その結果何を得たの?
・それをどう会社に活かせそう?

本当にガクチカがない人へのヒント②友達に聞いてみる

またどうしても浮かばない場合は、人に聞いてみるのもありです。

自分では気づかないだけで相手にとってはすごいことかもしれません。

友達に聞いてみよう!
・私のガクチカってなんだと思う?
・一緒にサークル活動してて私の取り組み方ですごいと思うこととかある?

友達に聞くのはちょっぴり恥ずかしいかもしれませんが、将来を決める大事な就活のためです。

ちょっと恥ずかしいんだけど、困ってて…

とヘルプを出してみましょう。

本当にガクチカがない人へのヒント③作っちゃおう!

時間があるのであれば、今からガクチカを作るのも手です。

学生生活の合間にチャレンジしてみませんか?

長期・短期インターン

インターンシップでは、実際の業務に携わることができたり同じ就活生と一緒に課題解決に取り組んだりと、ガクチカエピソードを生みやすいはずです。

企業が募集しているのかどうかに左右されますが、時間があるなら参加してみるのはいかがでしょうか?

アルバイト

ガクチカエピソードをつくるのにアルバイトもオススメです。

バイトの中でどのような困難をどうやって乗り越えたのか、というエピソードは立派なガクチカになります。

「そんなありきたりなことしても…」と思うなら特殊なアルバイトにチャレンジするのも◎

短期留学

留学といえば1ヶ月以上のイメージを持たれがちですが、1週間という短い期間でも可能です。

実は苦手だけど興味のある英語、行きたいと思っていたけど行けなかった留学。

これを機に向き合ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

趣味を磨く

今の趣味をとことん磨くのも◎

例えば、英語が好きならTOEIC・TOEFLにチャレンジしたり、旅行好きであれば目標を立てて県・国をまわってみたりSNS発信をしてみたり。音楽が好きなら作詞作曲にチャレンジしたり、オーディションにチャレンジしてみたり。

好きなことを極めて、乗り越えた困難について語ってみるのはいかがでしょうか?

これだけはやめて!ガクチカ NG例

close-up photography of person lifting hands

よく、「これをこれだけ頑張りました」という結論だけ話す方がいます。

しかし企業が見たいのは”今後、自社でどう活躍してくれるのか”ということ。

“これだけ頑張ったアピール”は、自分が入社後にどのような活躍をするのかイメージを沸かせづらいのです。

POINT
・頑張ったことだけ話すのは×
・背景、そこから得た学びを伝える
・相手に具体的なイメージを伝える

本当にガクチカ がない、はもったいない

woman spreading arms near body of water

絶対にガクチカは見つかります。

しかし多くの人は「自分は特別な経験がない」と思ってしまいがち。

小さなこともれっきとしたガクチカになりますし、大きな結果を持っている人にだって負けないガクチカは作れます。

だからこそ、自分のガクチカを見つけるきっかけになったら嬉しいです。