働かずに生きるは可能?死ぬまで働きたくない方にオススメの方法7選
仕事をしていると「できることなら働かないで生きていきたい…」そう一度は考える方も少なくないはず。
今の仕事内容に対して不満を感じたり、職場の人間関係にストレスがあれば、そう感じるのは普通のことなのかもしれません…。
ですが、果たして本当に「働かないで生きる」ことは現実的に可能なのか?
本記事では、その「働かないで生きる」ことが現実的に可能かの真偽や、一生仕事をしたくない方が取れる7つの方法をご紹介します。
あなたが、今の仕事に少しでも不満を感じているのであれば参考になる内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
1|働かないで生きることは可能なのか?
本記事のメインの議題でもあった「働かないで生きること」はそもそも可能なのか?
結論、全く仕事をせずに働かないで生きていくことはかなり難しいです。
最近であれば「FIRE」と呼ばれる、主に資産運用で生まれた不労所得で生活していくという、実質働かずに生きていくという方法もありますが、あれは非常に稀なケースです。
事実、もし全く働かずに生きていくとなると、最低でも5000万円の貯金が必要と言われています。
②利回り3%で運用していけば毎年150万円の収入を得られる
確かに上記のような方法であれば、働かずに生きていくことはできますが、貯金5000万円を貯めるには以下の方法しかありません!
・ギャンブルや宝くじで一発逆転を狙う
(厚生労働省「資金構造基本統計調査」)によると年収1000万円を超える20代の割合は、0.0%と1000人に1人未満という割合です。
また、宝くじで5000万円を当てる確率というのは、「サマージャンボミニの1等5000万円」で考えると、約200万分の1と言われています…。
ですので、正直20代〜30代にとって「働かないで生きること」は非現実的だと考えられます。
2|働かないで生きることのデメリット3選
また、「働かないで生きること」は現実的にも厳しいという理由以外にもデメリットが存在します。
・社会的な信用が無くなる
・毎日に刺激がなくなる
① 将来に不安を感じて結局働くことになる
まず一つ目の理由として、仮に若いうちから「働かないで生きること」が可能になったとしても、結局将来に不安を感じて働くようになるということ。
確かに、「働かないで生きる方法」で一定の収入は得られますが、それ以外の収入源は無くなるので、常に不安が隣り合わせの状態になります…。
・もし何かの影響で貯金が底をついたら?
100年時代と呼ばれる世の中なら、こんな風になる可能性は十分にあります。
そういった不安があるからこそ、結果的に働き続ける方が多いのが現実でしょう。
② 社会的な信用が無くなる
仮にあなたの目の前に、「働かないで生きている人」が現れて、お金を貸して欲しいとお願いされたら、果たしてあなたは首を縦に振るでしょうか?
・お金を貸したけど返ってこなくなる可能性が高くないか?
こういった疑問が少なからず浮かぶはず。
そして、それと全く同じことが、あなたと社会の間でも起こるんです。
働いていない人は、どうしても社会からの信用は低くなり、クレジットカードや車のローンの審査にも通らなくなります。
中には、賃貸を契約できなくなる場合もあるので、そもそも家が無い状態で生活し続ける可能性もあるんです…。
③ 毎日に刺激がなくなる
最後に挙げられるデメリットが「毎日に刺激がなくなる」ということ。
きっと、仮に「働かないで生きること」が可能になったとしたら、最初の数ヶ月、数年は今まで感じていた重圧から解き離れて、メリットしか感じないかもしれません。
ですが、そういった気持ちは一生続くでしょうか?
周りでは、出世街道を順調に歩んで行っている同期、やっと社会にも慣れてきて自分のしたい仕事をしてイキイキとしてきた友人。
一方、あなたは毎日特に大きな成長や刺激もなく、同じような毎日の繰り返し…。
きっと、そんな周りと比べて自分に嫌気を刺すようになるのは、そう遠くはないと思うんです。
ですので、必ずしも「働かないで生きること」が幸せとは限らないのかもしれませんね。
3|20代で働かないで年収1000万円って可能…!?
自分の欲をそのまま爆発させるなら、こういった気持ちを抱く方も少なくないはず。
ですが、①の内容でも解説させて頂いたように、20代〜30代のうちに働かないで生きていこうとすることは、正直現実的ではありません。
宝くじを当てるなどの、“一発逆転“に頼り続けて何もしないのもなんだか勿体無いような気がしてしまいますし…。
ですので、こう考えてみるのはどうでしょうか?
「自分が働きたくないと思ってしまった原因を明確にしてから、その原因が感じづらくなる働き方をしてみる」
そうすれば今以上にストレスが少なく、より働きやすくなるかと思います。
4|そもそもなぜ働きたくないのか?
上記でも説明させて頂いたように、全く働かずに生きていくことはかなり難しいのが現実。
ですので全く働かないのではなく、「あなたが働きたくないと思う理由を避ける働き方をする」といった別の観点から考えてみるのはどうでしょうか?
「働きたくない」というネガティブな理由を取り除いた働き方であれば、きっと今まで以上に働くことに対して前向きな気持ちを持てます。
となると、なぜあなたは「働かないで生きていきたい」と思ったのか?
一般的に「働かないで生きていきたい」と思った人が持つ原因として、最も多く挙げられる4つをまとめました。
・雇われの仕事が嫌だから
・プライベートの時間を確保できないから
・就活がうまくいってないから
① 今の仕事が向いていないからと感じたから
あなたは今の仕事に対して不満を感じることがありますか?
仕事内容、人間関係、給料面、通勤時の満員電車…。
挙げればキリがありませんが、今の仕事に対して全く不満を感じない人なんてそうはいません。
また、あなたが「働かないで生きたい」と思った背景には、何か今いる会社の中で不満を感じたり、トラブルがあったからではないでしょうか?
そういった負荷が積み重なれば、今の仕事が向いてないと感じたり、結果的に「働きたくない」とも考えてしまいます。
② 雇われの仕事が嫌だから
会社に雇われる形で仕事をしていると、当然「自由の幅」は狭まってしまいます。
裁量を持てる範囲にも限りがあるかと思いますし、時には上司の理不尽な対応にも応えなければいけないこともあるかと思います。
一方で、今の時代は「働き方」が多様化されてきている時代でもあるので、会社に雇われずに仕事をしている方も増えてきました。
勿論、それぞれの働き方でメリットとデメリットが存在しますが、隣の芝生が青く見えることもあるでしょう。
気持ちの大きさは人それぞれ大小があると思いますが、一度でも憧れを抱いてしまったら、中々頭から離れないもの。
その結果、今の会社で雇われたままでは「働きたくない」という気持ちがドンドン肥大化してしまうでしょう。
③ プライベートの時間を確保できないから
休日を当たり前のように返上し、平日も朝から晩までパンパンに仕事。
特に20代の方であれば、とにかく仕事が最優先となり、結果的にプライベートの時間を確保できないなんていうのはよくある話です。
ですが、やっぱり自分の人生が「仕事」だけになると「なんのために自分は働いているんだろう?」と悩んでしまうこともあるかと思います。
それは、本当に辛いことです。
仕事で溜まったストレスを発散するプライベートの時間がなければ、当然仕事のパフォーマンスにも影響してきます…。
プライベートの時間がなければ「働きたくない」と思うのは、至極当然のことです。
④ 就活がうまくいってないから
これまで挙げた3つの理由は、主に社会人の方が抱きやすいものではありますが、「働きたくない」と思うのは学生だって例外ではありません。
特に就活のタイミングに、強く感じる学生が多いかと思います。
・特にやりたい仕事もないままとりあえず内定を取る…
就活が自分の思うように行かない場合は、当然仕事をすることに対して漠然とした不安を抱えるときもあります。
なにも「働きたくない」と感じるのは、今実際に働いている会社員だけではないんですよね。
5|なるべく働かないで生きるおすすめの方法7選
とは言っても一般的な「働く」とは違った働き方や、なるべく働かないようにする方法というものは実際に存在します。
・働き方を在宅ワークにする
・報酬が高い短期バイトを行う
・専業主婦(専業主夫)として働く
・地方の生活コストが低い場所で働く
・物価の安い国に移住する
・フリーランスとして生きていく
① 不労所得で生きていく
まずはじめにご紹介する、一番有名で一般的なできるだけ働かない方法が、最初にも少しご紹介した「不労所得」という方法です。
不労所得というのは簡単に言うと「お金を得るために労働するから必要がない所得のこと」を指します。
例えば、アパートなどを所有している地主は実際に働かずとも、家賃等でお金を得ることができます。
・不動産、株式投資
・YouTube
などがありますが、ぶっちゃけ不労所得で生活をできる人はほんの僅かでしょう。
② 働き方を在宅ワークにする
今の時代、必ずしも会社に勤めて働かなければいけない、という世の中では無くなりました。
特にコロナウイルスの影響で、会社に勤めなくても在宅ワークで働けるという事実が浮き彫りになりました。
必要以上にストレスがかかる人間関係も、在宅ワークの導入によって無くなるかもしれません。
「全ての悩みは対人関係」という言葉があるように、人間関係の悩みが消えればあなたのパフォーマンスも上がることでしょう。
③ 報酬が高い短期バイトを行う
会社に勤めて働かずとも、短期間でみっちり働いて稼ぐという方法もおすすめです。
・期間工:1日で約1万円〜
・治験:1日で約1万〜、1週間で約10万(入院込み)
短期間でみっちり働いて、その後しばらくは貯めた貯金で生活なんていうのも現実的には可能です。
決して安定した生活とは言えませんが、従来の働き方とはまた別の方法です。
④ 専業主婦(専業主夫)として働く
女性の方であれば「結婚して主婦として生きていきたい」という方も多いのではないでしょうか?
また、昨今であれば男性の方が専業主夫として、家庭内で家事をメインに行うというケースもあります。
この専業主婦(夫)という働き方は、お金が発生しないことが多いですが、一般的な働き方とは違うものです。
ですが、最近だと「共働き」を選択する家庭も多いので、専業主婦(夫)だけをメインにして働くというのも、難しい時代となってきたのかもしれません。
⑤ 地方の生活コストが低い場所で働く
そもそも、支出が少なく生活コストが低い場所で働くというのも一つの方法です。
当然、かかるお金が少なければ、より多くのお金を稼ぐために働く必要もないからです。
都道府県別家賃で見ると家賃の全国平均は55200円に対して、1番高いのは東京で78552円でした。
2位:秋田県(38321円)
3位:鹿児島県(38718円)
まずは生活に必要な支出を減らすというのも、大事な観点のうちの一つです。
⑥ 物価の安い国に移住する
支出を減らすという観点から考えると、日本以外の場所に働く拠点を置くというのも一つの方法です。
働く場所というのが固定ではなく、色々な場所で働くことが可能となった今の時代だからこそ「物価の安い国に移住する」というのも一つの方法です。
日本人の1ヶ月の生活費は平均して、1人あたり約13万〜15万円程度と言われていますが、他の国ではどうなのでしょうか?
② ロシア:約75000円
③ メキシコ:約60000円
④ インド:約50000円
⑤マレーシア:約40000円
金銭のことを考えた時に海外移住をする方は多くいます。
ですが、会社に雇われたままであると、どうしても働く場所に縛りがあるケースが多いのが現実です。
ですので、そういった場合はぜひ場所に囚われない「フリーランス」という生き方はどうでしょうか?
⑦ フリーランスとして生きていく
最後におすすめする方法というのが「フリーランス」という働き方。
一般的な会社に勤めて働くという形とは違い、場所・時間にも縛られずに比較的「自由の幅」が広い働き方。
また、最近では特にこの「フリーランス」という働き方をよく耳にしますが、もちろんメリットばかりではありません。
ネットやSNSでよく目にするような「フリーランス=好きなことで生きていく」みたいな、言葉の裏に隠された“リアル”を知ることがまずは大切です。
3分だけ、僕の話を聞いてください。
6|会社で働かず“自由”に生きれるようになった体験談
「自分の人生をワクワクしていたい」
非現実的で、青二才で、周りから笑われそうな“そんなチープな考え“だけが、僕が「フリーランス」として生きていくと決めた理由でした。
僕が「フリーランス」として仕事を始めたのは今から約2年前の秋頃。
・今の状況に愚痴を言うだけで歳をとっていくのが嫌だった
「フリーランス」という働き方に拘りわなく、ただ“そんな自分“にならないために自分に力をつけよう、くらいのきっかけだったかと思います。
Instagramを個人で運用してみたり、フリーのライターとして記事を書いてみたり、目の前におかれたことをただひたすらに、毎日毎日継続。
当然、飲食店のバイトしかしてこなかった自分が、いきなりフリーランスとして“仕事を作る側“に回った所で、うまく行くわけなんてありません。
ここで「フリーランス」であることの“デメリット”に気がついたんです。
・スキルのない状態の自分には“自由”なんてない。
・自己責任で動き続けなければいけない。
確かに、決まった場所や時間には囚われないですし、好きなことを仕事にすることも可能でしょう。
ですが、結局「結果を出そうとする」なら、多くの時間を仕事に費やさなければいけませんし、睡眠時間やプライベートの時間を返上することも多々あります。
また、場所や時間に縛りがない分、サボるのも結果を出せないのも生きていけないのも全てが自己責任です。
誰のせいにもできませんし、自分のケツを拭けるのは自分しかいません。
とは言っても、勿論「フリーランス」として生きていくことのメリットも同時に存在します。
・会社に依存せずとも自分の力でお金を生み出す力が身につく
・自分の好きなことを仕事にしやすい
基本的に会社員であれば、労働力を会社に貸す代わりに毎月一定の収入を得られる構造となっていますが、フリーランスは全くの別物。
「お客さんに届けた価値の数」だけ収入を得られるので、基本的に上限はなく青天井のことが多いです。
また、自分で生きていくための力があれば、仮に会社に入ったとしても「もしここで働けなくなっても生きていく術はある」と心の安心感に繋がることも事実。
だからこそ、「フリーランス」という働き方に興味関心を持つ方が多くなってきたのかもしれませんね。
さて、ここまで実際に「フリーランス」として2年間生きていた中で感じた、いつもは見ることの出来ない“リアルの部分”をお届けできたのかと思います。
ですが、フリーランスにもメリットとデメリットが存在しますし、これが働き方として正解なわけでも全くありません。
ですが、本来のような働き方とはまた違うフリーランスというものが、あなたにとってのベストな働き方である可能性があるため、ご紹介させて頂きました。
7|働かないで生きたいあなたへ
最後にあなたに伝えたいメッセージがあります。
きっとあなたが、「働かないで生きたい」と思った理由は、心の底から「働きたくない…」と思ったからではないと思うんです。
今の仕事、将来自分がする仕事、そういったものに対して何か不満や不安を感じたから、結果的に「働かないで生きたい」という気持ちが出てきたと思うんです。
ですが、それってあなたが心の底から「これがやりたい!」と思っている仕事に、まだ出会えていないだけではないでしょうか?
あなたの周りにもきっといるはずです。
・辛そうに見えてもどこか充実感を持って仕事している人
また、その方達は決してドMな訳でも我慢強いわけでもありません。
「自分のやりたい仕事」を見つけ、夢中になっているだけです。
ですので、この機会にあなたも「本当にやりたかったと思える仕事」を見つけてみませんか?
また、「自分探しワークショップ」であれば、プロのキャリアサポーターの方に相談して「やりたい仕事」を見つけるきっかけにもなります。
また、仕事は人生という時間の中の、約3割を占めるとも言われていますし、仕事を楽しいと思えるだけで、今以上に人生の幸福度は間違いなく上がります。
あなたもまだ気づけていない、または気づかないフリをしている「やりたい仕事」をぜひ見つけてみてください。
最後までご覧頂きありがとうございました!