「もう、辞めたい…」休み明けの仕事が憂鬱な原因と対処法とは?
「もう嫌だ、仕事なんて行きたくない…」
休み明けの仕事って、仕事への不安や緊張で前日眠れなくなったり、仕事なんて行きたくないと思うことありませんか?
失敗することに対して恐怖を感じたり、疲労も溜まり「もういっそのこと辞めてしまいたい…」と考える方も少なくないはず。
でも、実はあなたが休み明けの仕事が辛いと感じているのには、“ある理由“が存在するんです。
ということで本記事では、休み明けの仕事を憂鬱に感じてしまう原因やその対処法をご紹介していきます。
目次
1|なぜ休み明けの仕事が憂鬱に感じるのか?
冒頭にもお話させて頂いたように「休み明けの仕事が憂鬱…」と感じてしまうのには、いくつかの理由が存在します。
まずはその理由を知ることから始めていきましょう!
・体内時計が乱れている
・自律神経が乱れている
・休日の間に疲労が取れていない
・職場の人間関係にストレスを感じている
・休日前に仕事で失敗しプレッシャーを感じている
・今の仕事にやりがいを感じられない
・「ライスワーク」をしている
① リラックス状態から抜け出せていない
あなたが休み明けの仕事を憂鬱と感じているのは、もしかしたら「休日のリラックスした状態から抜け出せていない」からかもしれません…。
休みの期間中、どこかに遊びに行ったり家でゆったりしている状態の時に人は「副交感神経」というものが働いています。
(理科の授業で習った方も多いのでは…?)
一方で、何か仕事をしていたり緊張感のある状態の時に人は「交感神経」が働いています。
この切り替えが行われていないと、当然「リラックスしている状態」で仕事をすることになるので、いつも以上に憂鬱に感じてしまうのです。
② 体内時計が乱れている
もし、休みの間にあなたが夜遅くまで起きていたり、朝は遅くまで寝ていたりすると「体内時計」がどうしても狂ってしまいます。
人は常日頃から、自分の中に体内時計がありそれに沿って行動しています。
眠い中でもなんだかんだ朝起きれるのも、毎日同じ時間にお腹が空くのも、全てあなたの心の中に体内時計があるからです。
でも、休みの日にいつもと違うルーティーンになったりすると、仕事中をしている中で築き上げていた体内時計が乱れ、いつもはストレスを感じない所で必要以上にストレスを感じてしまいます…。
その結果、休み明けの仕事が憂鬱に感じてしまうんですよね。
③ 休日の間に疲労が取れていない
ここまでは、あなた自身の「休みの日の過ごし方」に焦点を当てて理由を説明してきましたが、ここからはあなた以外に関係する理由をご紹介します。
その一つ目が「休日の間に疲労が取れていない」です。
果たして、あなたは心の底から休日にリフレッシュできているでしょうか?
頭の片隅に、仕事で失敗してしまったストレス、休み明けの仕事の業務、これらがチラついてしまっていて、完璧に疲労が取れていないのではないでしょうか?
ですが、先に言っておきます。
「積極的な休養」を取れないのであれば、あなたも知らない間に疲労が溜まって、精神的にまいってしまうんです。
④ 職場の人間関係にストレスを感じている
仕事をしているとどうしても、その職場の方達との人間関係で悩むことってありますよね。
必要以上に感情的になって怒鳴りつけてくる上司など、きっと大小関わらず誰しも人間関係に関する悩みは持っているはず。
となると、休みの最終日の夜などに「明日もあの人に会いに行かなくてはいけないのか…」という気持ちになって、次の日の仕事に行くのも憂鬱にはなりますよね。
⑤ 休日前に仕事で失敗しプレッシャーを感じている
もし、あなたが休み明けの仕事で失敗をしてしまったのであれば、それも休み明けの仕事が憂鬱になる理由の一つです。
「また怒られるんじゃないか…?」「また同じ失敗をしてしまうんじゃないか…?」
そういった悩みが出るのが普通かと思いますし、そんな中でもストレスなく仕事に行くことができる人は、それこそ変態の域です。
自分が悪いと思い悩みすぎて、憂鬱になってしまう人も少なくありません。
⑥ 今の仕事にやりがいを感じられない
「今の仕事をしていても全く楽しいと思えない…」
仕事に対して、“楽しさ“や“やりがい“がない状態であれば、毎日こなす仕事もただの作業になってしまいます。
勿論、仕事は「誰かが必要だと思っているけどやりたくないこと」を請け負ってやるので、決して楽しいことばかりではありません。
ですが、仕事の中でやりがいがないのであれば、刺激もなければ成長も感じづらいのは事実でしょう。
休み明けの仕事が、自分にとってそういったものと分かっていながらも、カバンを持っていつも通り会社に向かうのは、それこそ憂鬱に感じてしまいますよね…。
⑦「ライスワーク」をしている
これは、上記の内容とも少し似ている内容なのですが、あなたが仕事をしている目的が「ご飯を食っていく“だけ“」の“ライスワーク“になっているなら、休み明けの仕事に対して憂鬱な気持ちになってしまうかもしれません…。
当然、生きるために、お金を稼ぐために仕事が必要なことは多いです。
ですが、今の仕事をやっている中で「この仕事をやっているのは◯◯なことをしたいから!」みたいな目的がないと、それこそただご飯を食っていく“だけ”のライスワークになりがちです。
人生の⅓を占める仕事の時間が、何も目的なく、目の前のことをこなし続けるのが勿体無いと感じてしまうのは、果たして甘ったれた理想論なのでしょうか…?
2|休み明けの仕事の憂鬱を和らげる対処法8選
ここまで休み明けが憂鬱と感じる理由をご紹介させて頂きましたが、次はその憂鬱を和らげる対処法をご紹介します。
明日から早速実践できるものではあるので、ぜひ参考にしてみてください。
・朝に30分運動をしてみる
・休み関係なく常に規則正しい生活を送る
・金曜日の段階で次の仕事に備えておく
・月曜日は負担の少ない業務からこなす
・きちんとメリハリをつけて過ごす
・「自分ルール」を作る
・適職を探して転職を考える
① 起きてすぐに朝日を浴びる
あなたは、朝起きてきちんと朝日を浴びていますか?
実は、朝日を浴びることで得られるメリットは沢山あるんです。
・セロトニンが分泌されてポジティブな思考になる
・1日の始まりから頭が冴えて体が活動モードになる
こんな風に、僕ら人間にとって自然の朝日を浴びることは非常に大切です。
朝起きたらカーテンを開けて30秒でも構わないので、朝日に向かって身体を向けてみてください。
きっと、良い1日のスタートがきれて、休み明けの仕事に対する憂鬱な気持ちも少なくなっていくかと思いますよ!
② 朝に30分運動をしてみる
いろいろな著名な本を読んでいても「朝に軽い運動をしたほうが良い」ということはよく書かれています。
上記で説明したように、朝日を浴びるきっかけにもなりますし、激しい運動ではなく軽い散歩をするだけでも多くのメリットがあります。
・ストレスが解消される
・精神を安定させるセロトニンが活性化する
・血行がよくなり集中力が向上する
・生活リズムが整う
仕事のパフォーマンスなどが上がれば、少しずつ仕事に対してやりがいなども生まれてくるはずです。
ONとOFFのメリハリをつけるきっかけにもなるので、ぜひ明日から実践してみてください!
③ 休み関係なく常に規則正しい生活を送る
休みの日だと、日頃の疲れをリフレッシュするために、夜は遅くまでYouTubeを見て、朝は遅くまで寝て、日中は家でNetflixを見ながらダラダラ…。
そんな風な生活になってしまっていませんか?
勿論、日頃の疲れを癒すことも大事ですが、せっかく平日の間はできていた規則正しい生活を崩してしまうのはもったいないです。
先ほどもお話させて頂いたように、人は体内時計に沿って一日行動をしたりしています。
ですが、休みの日を不規則な生活にしてしまうと、どうしてもその体内時計が狂ってしまうので、休み関係なく規則正しい生活を送れると良いでしょう。
・寝る3時間前までに食事をしない
・1日の中で30分以上軽い運動をする
体内時計が一定になれば、今まで以上に憂鬱な気持ちを少なくして休み明けの仕事に臨めるはずですよ!
④ 金曜日の段階で次の仕事に備えておく
休み明けの仕事の最終日に、あらかじめ自分が休み明けに取り組むであろう仕事に備えておくことも、憂鬱な気持ちを和らげる対処法の一つです。
休み明けのスケジュールがパンパンなことを知っている中で、休みを心からリフレッシュできるとは思いません。
事前にすべき連絡や業務等は、多少時間を費やすとしても休み明けの仕事の段階で終えておきましょう!
そうすれば、休み明けの仕事の負担もグッと少なくなり、仕事に行くことへの憂鬱も少なくなるかと思います!
⑤ 月曜日は負担の少ない業務からこなす
休み前の仕事の動きも大切ですが、それと同じくらい休み開けてからの仕事の動きも大切です。
休み明けの一発目の仕事は、まだリラックス状態が抜けきれていない状況なので、いきなり「仕事を頑張ろう!」とも思いにくいです。
ですので、休み明けの仕事は、できるだけ頭の使わないことだったり、負荷の少ない業務からこなしてみましょう!
急に自分の身体にムチを打つのは危険ですので、少しづつ焦らずに。
⑥ きちんとメリハリをつけて過ごす
もしあなたに今、プライベートと仕事とのメリハリをあまり感じることができていないのであれば、まずはその2つを別々に考えられるようになることをおすすめします!
休みの日に仕事のことを考える時間が減れば、仕事に対する憂鬱な気持ちもそれに比例して減っていくものです。
では、メリハリをつけるためにどうすればいいか?その方法は主に3つあります。
・メールやLINEを見る時間を決める
・切り替えとなる行動を自分の中で決める
まず、紙などに「緊急性が高いもの」と「隙間時間などでできるもの」を分けて書いてみて、優先順位をつけて整理できれば、無駄に仕事のことに関して考える時間は少なくなるかと思います!
加えて、メールやLINEを見る時間帯をあらかじめ決める、切り替えとなる行動(例、モチベーションが上がる動画を見る)などをして、仕事のことを考えて憂鬱になる時間を減らしましょう!
⑦「自分ルール」を作る
あなたは自分に対して「自分ルール」を課したりしていますか?
例えば、「大きな仕事を終えた後にはちょっと高級な焼肉を食べる」みたいに、自分にご褒美やプレゼントを与えるっていうのは一つの「自分ルール」です。
馬が人参めがけて走るように、人間も何かメリットがないと行動しづらいもの。
決してメリットで動くことが悪いことでもありませんし、むしろあることで仕事のパフォーマンスが上がるなら、そういった自分ルールは取り入れるべきです。
休み明けの仕事が憂鬱な時こそ「この1週間乗り切ったら美味しいもの食べる!」みたいなものを作ってみてください!
⑧ 適職を探して転職を考える
ここまで、休み明けの仕事が憂鬱な時の対処法をご紹介してきましたが、仕事そのものを変えてしまうというのも一つの手です。
確かに、今の仕事を継続してやり続けることに意味はあるかと思いますし、ある程度の“妥協”が必要な時もあるかと思います。
ですが、自分の身体を壊してしまったり、鬱になってしまっては元も子もありません…。
“我慢”が美徳として語られがちですが、時には逃げることも非常に大切です。
そもそも冷静に考えたら、今いる会社が「無数にある仕事の中で一番の適職」である可能性の方が低いですよね。
ですので、自分の身体と相談しながら見極めていくことは大事ですよ!
特に、次のようなサインが現れたときには…
3|あなたは大丈夫…?心身が限界の時に出るサイン8選
いくら、休み明けの仕事は憂鬱でも行かなければいけないと言っても、心身が限界を訴えているサインが現れた時には、話が違います。
ですので、そんな「身体からのSOSサイン」を8つご紹介します。
自分では中々気がつけないものがあるので、この機会に一つ一つチェックしてみてくださいね。
・体調を崩すことが増えた
・暴飲暴食をしてしまう
・集中力が散漫になった
・感情的になることが多い
・身だしなみに興味が無くなった
・好きなことを心から楽しめない
・生きている目的がわからない
① なかなか寝付けない
人は心身の限界が来ると、まず睡眠に影響が出ます。
・夜になかなか寝付けない
・眠っていても夜中に目が覚める
この3つのサインのうち、どれか一つでも当てはまっていたら注意が必要です。
② 体調を崩すことが増えた
心身の限界を迎えると、免疫なども低下していくので、その結果体調を崩すことも増えていきます…。
・動悸やめまいがする
・吐き気を突然催すようになった
このような前兆は、身体がもう限界を迎えているサインかもしれません。
③ 暴飲暴食をしてしまう
なぜかここ最近、お酒を浴びるように飲むようになったり、ご飯を狂ったように食べてしまうというサインが出ていたら、注意が必要です。
精神的に負担がかかっている状態であり、最悪の場合はアルコール依存症になってしまうケースも。
暴飲暴食とは逆に、食欲が急に減ってしまうことも身体からのSOSのサインです。
④ 集中力が散漫になった
人と話している時も常にぼーっとしてしまったり、仕事をしている中でうっかりミスや物忘れなどが、ここ最近増えていませんか?
もしそうであれば、もうストレスの量があなたの抱えられる限界値を超えていて、精神に影響を及ぼしている場合があります。
また、集中力が散漫になりその結果仕事もうまく行かずに更に気分を落とす、という負のループにも陥る可能性があるので危険な状態です…。
⑤ 感情的になることが多い
「なんだか最近怒りっぽい気がする…」
「気分の浮き沈みが激しくなった…」
そういった風に考える機会が増えたなら、これも黄色信号です。
双極性障害やパーソナリティ障害などの、心の病につながってしまう場合もあるので、感情的になることが多くなったなら、まずは誰かに相談してみましょう。
⑥ 身だしなみに興味が無くなった
毎日何気なく着てる服、おしゃれをしている装飾品、髪などに興味が無くなってしまったのであれば、ストレスが溜まり過ぎて他のことに執着がなくなっている可能性があります…。
今までと比べて、他のことに興味を持てなくなったなら、一度身体を休める時間を必ずとってください。
また、そういったあなたの変化に周りの方が心配されて気がつくケースもあります。
⑦ 好きなことを心から楽しめない
「あれだけ以前まで好きだった趣味が楽しくない…」
以前までは興味の対象としていたものに、突然興味を示さなくなってしまったのなら、それは間違いなく身体からのSOSサインです。
趣味、好きなアニメやドラマ、ストレスを発散する先であったものに興味がなくなるということは、つまりストレスの逃げ道がなくなるということです。
いつまでも、あなたの中にストレスは溜まり続けるので非常に危険な状態です…。
⑧ 生きている目的がわからない
「なんで自分は生きているんだろう?」
そう考えることが、日常生活の中で増えてきたら、必ずあなたの周りにいる友達や親、またはカウンセラーの方に相談してみましょう。
“なぜ自分は生きているのか分からなくなった“という一言だけでも構いません。
まずは、自分以外の誰かにSOSを求めましょう。
こう言った状態になって一番良くないことは、自分1人で抱え込むことです。
4|休み明けに関わらず「仕事が憂鬱…」と感じる場合は?
あなたがもし「休み明けに関係なく常に仕事が憂鬱…」と思っていたり、上記で説明したサインが1つでも出ていたら非常に危険です。
あなたが憂鬱と感じてしまっているのは、今あなたがされている“仕事のせい“かもしれません。
常に仕事が憂鬱という状態であれば、身体をリフレッシュする時間なんてあってないようなものですし、そのような状態から鬱になってしまう方も一定数います。
ですので、もしあなたがそう感じているのであれば、ご紹介した対処法を試すのではなく「仕事そのものを変える」=「転職する」ことをオススメします。
5|あなたに合った「適職」や「やりたいこと」を見つけよう
本記事では、そんな「今の仕事を辞めたいけど、正直やりたいことや自分に向いている仕事も分からない…」という方に向け「自分探しワークショップ」というものをご紹介しています。
プロのキャリアコンサルタントの方に相談し、自分の過去などを1から踏まえた上で「あなただけのやりたいこと」を一緒に見つけるという内容になっています。
・もっと自分の仕事にやりがいを感じたい…
・今以上に自分に合った仕事を見つけたい…
もしこの中で、あなたが1つでも当てはまっているなら、無料で行える自分探しワークショップをチェックしてみてください!
6|さいごに
僕たちは本来「幸せになるために」働いています。
家族を養うため、自分の生活水準を上げるため、欲しいものを買うため。
色々な幸せを掴むための“手段“が、お金を稼ぐことかと思います。
ですがその幸せを掴む過程の中で、あなたの身体が壊れてしまってはそれこそ本末転倒です。
あなたが今働いている場所が、あなたにとっての最適な職場であるということでもありませんし、この世の中には仕事が無数に存在する以上、その可能性は極めて低いです。
目の前のことに集中しすぎて、視野が狭くなり、自分を追い込み過ぎることはしないであげてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました!